2022年7月13日

一眼レフカメラ

カメラメーカーのニコンが、一眼レフカメラからの撤退というニュースが昨日流れ、今の所本家のニコンはWebでそう言う発表はしていないと反応。でも「そう言う事実はない」という否定では無いので、多分最初にスクープした日経の書いたとおりなんでしょうね。確かに大きなニュースだと思うけれど、別にデジカメ開発から撤退するわけではないし、今後は主流になっているミラーレス機にリソースを集中するという事なんでしょう。

 考えてみたら、10年前? 地上波がアナログからデジタルに変わり、それによってブラウン管テレビが事実上消えたけれど、それと似たような話だなぁと個人的には感じるところ。以前は、日本の家電メーカー10社近くが、それこそ何でも家電製品を開発製造販売していた時代があったけれど、それもどんどん淘汰されていて今では数社程度。しかも、多くは自社開発からOEMベースに変わってきており、表野ブランド名こそそのままだけれど、中身の大半は外部からの調達品。でも、それが今の製造方法なんですからね。そこに逆らってみても仕方ない。自分の仕事だって其れ以前から似たような状態になってきているし。

「一眼レフカメラ」の神髄は、シャッターを押したときに聞こえる「シャカシャカシャカ」という音を出す「ミラー」駆動があることだと思いますが、正直なところマニュアルフォーカスの時には必要だけれど、オートフォーカス全盛時代の今ではそんなに必要とはおもえない。藻論、実際に目で見えるものがセンサーに導かれて映像データとして取り込まれるわけだから安心感はあるし、リアルタイムだからわかりやすいという事も有るでしょう。私も最近初のミラーレス機を購入して、まだ一寸だけだけれど触ってみていますが、正直画面に収めるべき構図が分かってシャッターを押すタイミングが分かれば、それがプリズムやミラー経由の直接の映像だろうが、LCDに表示されている映像だろうがそんなに変わらない。さらに言えば、自分のような動きの激しいスポーツだけを撮影する場合、実は構図に関しても有る程度勘でシャッターを押すことも多いし、そのシャッターのタイミングだって連写機能に頼って、多少早めに連写してその中から状態の良い物を選ぶわけですし。要するに、以前ほどファインダーの重要姓や機能性は、他の機能に補完されて重要度は下がってきているんですよね。

勿論、未だに多くの一眼レフカメラが流通して使用されているから、そのメンテナンスは後暫くは続けないといけない。だから、一眼レフカメラはまだ暫くはその存在が無くなるわけでは無いけれど、ミラー部分が精密な機構駆動系だから保守部品を維持するのも大変だろうなぁ。そうそう、ミラーレス機(EOS R7)を購入して、これまで使用していたEOS 7D Mark-IIやその他レンズ類も、早く処分しないとなぁ。そうは思っても、これまで20年近く使用してきたものだけに、愛着もあるし名残惜しい気もするし。もう暫く個人的にはノスタルジーに浸るのも良いかもしれない。それでも、この週末の連休中にヤフオクなのかメルカリなのか、あるいはカメラ販売店なのか、準備は進めないと。

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