安倍元総理の殺傷事件。世界中が不安定な状態になる中、日本も決して例外では無いと言う警告なのか、あるいは社会が脆弱になっている証拠なのか、私には分からないけれど、ただ言えることは力での改変はどんなことであっても許されないという事。
昨日のメディア各社は、事件発生から特番を組んで夜まで事件の様子を伝えていたけれど、現役の総理大臣ならまだしも、2代前の総理であってもその扱いという事は、それだけ安倍元総理の存在が大きかった証拠でしょう。一方でその履歴を紹介するときに未だに「モリカケサクラ」を取り上げることには、何か意図があるようにしか感じられない。別に個人が清廉潔白出何の問題も無い人であったとは言わないけれど、それらは既に安倍氏の関与は無かった事は確定しているわけだし、もっと取り上げられるべき功績や業績はあるはずなのに。それは犯人も同様で、15~17年位前の海上自衛隊在籍経歴のみが強調されているのも何か意図があるような気がする。予備役に入っていたのか、年に一回訓練に参加していたという事は有るかもしれないけれど、その訓練が発砲練習だったりするわけでもないだろうし。
素人ながらも、現地の映像を見るとやはり警護陣のミスとしか言えない気がします。前方には注意しているけれど、背後は全くのノーマーク。後ろに道路があり、それがあるから緩衝帯になると考えたのかもしれないけれど、射撃時に犯人はそこを渡って3m近くまで接近したわけですから、背後を注意していればもっと早く以上に気がついた気がします。実際安倍氏の演説中の様子を見ると、回りのSPと思われる警護陣は前だけ見ていて、背後を見ている人はいなかったように思います。あと、一回目の射撃はどうも発音だけで実際に弾丸は出なかったようですが、その一回目の発射音が発生した時に、回りの警護陣は誰も安倍氏をカバーするなり押し倒して防御するような行動が見えない。あれがアメリカだったら、直ぐに横のシークレットサービスが大統領にタックルをしていただろうし。それは回りの聴衆も同様で、あれがアメリカだったら一回の発砲音で、周りの人も直ぐに逃げ出すんじゃないだろうか。銃乱射事件などになれていない日本だから、咄嗟に何があったか理解出来ずにその場に止まったままと言うのが、安倍氏にも当てはまってしまったんでしょうね。
今回の事件、元々は松本市へ参院選候補者の応援演説に行く予定が、その候補者のスキャンダルが報道されたため、急遽前日くらいに予定変更されての事件との事。そう言う意味では、犯行は計画的な物では無く、前日あるいはもしかしたら当日突発的に思いつい実行されたのだと思うけれど、何としても運が悪かったとしか言いようがない。安倍元総理の実績に関しては、勿論色々な人が色々な評価があるとは思うけれど、自分の病気で辞任しても再起しかつ歴代最長の政権を続けた、それも持病の悪化が無ければさらに1年は伸びていたであろう事を考えると、もっと評価されて良いと思います。ちょっとショックだったのは、安倍氏は67歳なんですね。自分とそんなに変わらない年齢なんだと改めてビックリ。自分に何が出来るわけでは無いけれど、僅かでも安倍氏がやり残した物を代わりに実現する、継承していくことが大切な気がします。
合掌。
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