2022年7月4日

インフラの重要姓

KDDIの通信障害トラブルは、約4000万人近いau/UQmobile等の系列スマホユーザーだけでなく、その通信網を利用していた、様々な社会インフラにも影響があり、そう言う意味では墓前国民に近い人が何からの影響を受けたと言っても良いくらいのトラブル。TLでは、KDDIやauを批判する意見も少なくないけれど、その対応方法や社長海面の内容を認める意見も多く見られます。自分は直接被害を被ったわけではないので何とも言えないけれど、100%の技術や設備が無い以上、何らかのトラブルは仕方ない。ただし、そのシステムが巨大化していたり、利用者が多い場合には、ほんの少しのトラブルが大きな障害になることは想像出来るだけに、それに対しての対策は十分にする必要は有るでしょう。ただし、それにも限界はあるだろうけど。

例えばKDDIが自社回線を完全二重化して、万一の場合にはホットスタンバイ出来るような仕組みにするべきだ、と言った場合、その設備投資はほぼ二倍になるので、利用料金だって二倍以上になる事を覚悟しないといけないでしょう。設備が増えれば、それを保守維持する人員だって必要だし、エネルギーだって増えるから今の電力不足の状況も改善しないといけなくなります。今朝のテレビでは、交通網にトラブルがあったときのように、docomoやSoftbankに相互乗換みたいな事は出来ないのかという話も出ていたけれど、docomoユーザー数が約6000万人のところにauの4000万人が突然相乗りしてきたら、今度はdocomoが堪らないでしょう。それに、auの場合は相互乗り入れするにしても、通信網が違いますからね。その辺りは、鉄道規格が違ってくれば、列車の相互乗り入れが出来ないのと同じ。

代替手段となるであろうフリーWi-Fiも取り上げられていて、でもそのサービスが最近どんどん終了していることも言われていたけれど、Wi-Fi経由では利用出来ないサービスも今回多いことも分かったわけで、そうなるとアプリ側も対策が必要かも。4G/5GのWAN回線経由で無くても、Wi-Fi接続していればサービス提供出来るような仕組みを今後は取り入れないと。特に決済関係は認証の関係もあってWi-Fiでは利用出来ないものも有るはずですが、万一の場合を想定すると何か対策が必要になるでしょうね。通話関係にしても、VoIPで切り替え可能ならば良いけれど、キャリアーの音声通話はまだ対応していないところが多いのかな。格安スマホ等で入れているVoIPの通話アプリが今回は有利だったけれど、今後はそう言う方向に進んでいくのだろうか。

今回はKDDIの通信回線のトラブルで、これだけ大きな騒動になったんですが、同様に電気にしても水道にしてもガスにしても、社会インフラに関わるサービス提供は同じリスクを抱えているわけです。電気にしても、切迫状況が言われていても、抜本的な対策は進まず、ユーザーの節電頼みなのは、将来的に今回と同じようなリスクを感じますね。水道にしても、最近は濾水のトラブルがよく聞くけれど、老朽化した水道管の更新は切迫しているだろうし。ガスス水道電気だけで無く、高速道路など交通網の整備だって同様。いつもはその存在すら忘れて便利にしようしている社会インフラについて、ユーザーの我々ももっと真剣に考えていく必要が有るんじゃ無いだろうか。少なくとも、電気に関してはこの夏そして冬と大きなリスクが予想されているわけですからね。 

0 件のコメント:

コメントを投稿