6月に入り、週末に開催されるフットボールの試合も増えてきているんですが、そんな中昨年のチャンピオンチーム富士通と、今年X1 Superに昇格したディアーズフットボールクラブとの試合がありました。同じX1 Superという国内アメリカンフットボールでのトップレイヤーでの対戦だけれど、言ってみればその中でもトップとボトムの対戦だけに、力の差があるのは確実。でも、昇格初年度とはいえ実力はあるチームだけに、それなりに良い試合が展開されると期待したんですが... 結果は66-0という大差の試合に。大方の予想は富士通有利で、それは当たったわけですが、正直それでもここまでの点差がつくとは考えられませんでした。
さらに言えば、富士通は昨シーズン限りで引退・退団した主力選手が例年よりも多く、その分新人選手が増えていて、この試合にも多くの新人や若手選手中心に出場していたんですが、それでこの結果なんですよねぇ。しかも、序盤にレギュラークラスが出て得点して後半は流すみたいな感じでも無く、序盤1Qから4Qいずれも二桁得点をしていて(21-10-14-21)、新人や若手と言えども決して侮れないと言う事を証明したような内容で、これはディアーズだけでなく今年の秋に対戦予定となっている各チームのうち、オービックを覗く4チームは戦々恐々とする部分もあったんじゃ無いだろうか。
まだまだ春の段階で、かつディアーズとしてもまだまだ有望選手をリクルートして秋に向けて戦力準備中なので、案外この点差にはそれほどショックは無いのかもしれないけれど、でもやっぱり66点、9TDというのはなかなかの点差です。これが、せめて40-0位ならまだ何とか気力も残るんだろうけど、流石に50店以上取られてしかも自チームは1点も取れないとなると、多分もう4Qは試合にならなかったかも。
国内のアメリカンフットボールトップリーグであるX1 Super 12チームのうち、「トップ3」と呼ばれる、富士通、オービック、パナソニックの3チーム以外は、結構群雄割拠というか上がり下がりがあって、なかなか12チームが混戦でリーグ戦を戦うという試合環境が生まれません。それって、昔のプロ野球で、巨人以外は人気が出ないみたいな状態に似ているわけで、その競技としては決して望ましい状況では無い。今年は、有名選手移籍もあって、ちょっとストーブリーグが沸いたのですが、それでも戦力均衡かするためには各チームがトップチーム以上にリクルーティングに力を入れてチーム力強化をしないといけない。でも、トップチーム以外には、中々そういう人材が集まりづらく寝当然経済的な問題も有ってトップチームを凌駕するというところまでは厳しい。只、この大差の結果を次に向けての糧として、是非発憤材料としてディアーズだけでなく上を狙う全チームが発憤して欲しいなぁ。それが国内フットボールを活性化されて、リーグとしても拡大する切っ掛けになるだろうし、そうなれば有望選手やNFLを狙える選手発掘にも繋がる訳だし。
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