2022年6月6日

乱立する電子決済

この週末、都内から地方に出張に出ていた弟が、帰り道に途中下車して帰省してきて久しぶりに夕食を共にしたんですが、その時に彼からでてきたちょっとした不満。浜松駅から自宅までキャリーバッグもあったのでタクシーで移動したらしいのですが、その時に下車時の精算で電子マネーが使えるか聞いたらしい。で、使えることは使えるのだけれど、彼が期待していたもの(確かEdyだったかな)は使えなくて、QuickPayしか使えなくてそれは彼は使っていないので、クレジットカード決済にしたらしいのですが、それはそれで慣れない運転手さんだったため手間がかかり、それが不満だったらしい。

私はそんなにタクシー利用はしないけれど、もう路線バスが終わってしまった夜遅くの場合で天候が悪いときなどは、浜松駅から自宅まで利用することもあります。自分も、日頃の決済は殆ど(80%以上)は電子マネーで、残りもクレジットカードが殆ど。だから現金も万一の場合を想定して持ち歩いて入るけれど、一万円札を何枚か持ち歩くくらいで、2千円前後のタクシー料金の支払時にはちょっと躊躇してしまいます。お釣りが無い場合を想定して、クレジットカードを利用することも多いのですが、やはり車内にある携帯端末の操作に慣れていないドライバーさんの方が多くて、そこで目の前に自宅があるのに中々下車できない時間にイライラ。電子マネーとなると、多分使える車両も多いんでしょうけど、どれが使えるのか聞かないと分からないので、ついついそれならクレジットカードで、でもそれだと時間掛かりそうだから、現金で、と思うことが殆どなんですよね。

多分決済会社側の営業努力の賜何でしょうけど、QRコード決済の方がタクシー精算方法としては電子マネーよりも浸透している気がします。QRコードを車内に提示しておけば良いだけで、端末操作とか(多分)不要なので、導入する側のメリットも大きいからだと思うんですが、QRコード決済は自分は嫌いだし(笑)。まぁ、QRコード決済は別にして、例えば電子マネーなら「汎用電子マネー決済端末」みたいなものが、もう登場してきても良いんじゃ無いだろうか。iDだEdyだSuicaだと選択しなくても「電子マネー」と選択すれば、端末側で自動的に決済手段を選択して処理してくれるもの。最近では、クレジットカードもContactlessになっているから、そこに対応しているクレジットカードが相乗りしても良いだろうし。そうそう、クレジットカードに関して言えば、端末側で対応していてカード側にもContactlessマークが有るのに、店員さんがよく理解していないからか、タッチ決済では無くほぼ必ず「カードをスロットに挿入してください」と言われるのも何とかして欲しいなぁ。以前、その指示を無視して(笑)、カードだContactlessマークをタッチして決済したら、店員さんがビックリしていたことがあったけれど。

10年位前かなぁ、電子マネーの普及が始まった頃は、SuicaはSuica用端末、iDはiD用端末、EdyはEdy用端末と、決済手段毎に端末が店頭に並んでいて、店員さん側はPOS端末を操作してから、それぞれの端末を操作して入金金額を設定してからタッチしていました。だから、窓口前にはずらっと各サービスの端末にクレジットカードリーダーとか、凄い状態になっていました。それが今では、電子マネー用端末とQRコードスキャンの端末はほぼ統合されているし、AirPayの端末だとクレジットカードリーダーも統合されている。多分POS端末側とのI/Fの制限なんでしょうけど、ユーザー側が決済方法を選択しないと行けない端末も残っていたりしますが、現在ではほぼ統合されて以前ほどの煩わしさは無くなりつつある状態。そうなれば、次の段階として、自分のスマホの中で決済方法の優先順位を決めておいて、端末側がそれを読み出して適合する決済方法を自動的に選択して処理してくれる時代になって欲しいなぁ。それでこそ、電子決済と言えるものだと思う。そうすれば、運転手さん側も請求金額を尿力して端末を差し出すだけで済むわけで、そのぶんの負担も減るだろうし。みんながハッピーな方法。唯一、開発者側は大変で苦しみますが(笑)。 でも、次のサービスはそこから生まれることも事実ですしね。

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