トヨタが発表をした、水素エネルギーを簡便に扱える「水素カートリッジ」。水素ねえるぎーの「乾電池」みたいな感覚で扱えるので、手間と時間が掛かる水素充電設備やそこでの水素注入作業が大幅に簡略化でき、水素エネルギー普及の第一歩になるかもしれない技術。今トヨタが裾野市で開発を進めている、ウーブンシティーで実証実験をするらしいけれど、これを取っかかりに次のエネルギー標準になってくれると嬉しい。
気になるエネルギー量は、家庭用電子レンジが3~4時間利用出来るくらいとの事で、600Wの電子レンジが4時間とすると、2400Whr位? 記事では3300Whr(3.3kWhr)となっているんですが、正直まだまだそれでは足りないなぁ。個人的感覚では、このカートリッジ一つで家庭内一日分くらいの需用を賄えたら理想的なんだけれど。まぁ、この水素カートリッジの使用イメージにも有るように、利用場所によって複数のカートリッジを使うことは、可用性の観点からも必要でしょうね。つまり、1本だとそれが無くなったら終わりだけれど、2本有れば、1本空になったらもう一つを使用中に空になったカートリッジを交換すれば良いわけだから。
将来的には、今のゥォーターサーバーの水ボトルを定期的に配達して貰うような感じで、「宅配水素カートリッジ」みたいなビジネスになっていくのかも。あるいは、カセットコンロのボトルみたいな感じで、近くのコンビニや量販店で購入する(空きカートリッジは回収)仕組みも可能でしょうね。課題はやっぱり標準化かなあ。特にライバルメーカーである、日産、ホンダ当たりが何処まで標準化してくれるか。彼らは彼らで、日産はBEV優先だろうし、ホンダはどうなんだろうか。あと、外国勢もまだまだ独自企画を狙うだろうし。ちょっとした切っ掛けは生まれたけれど、本当の意味で社会生活の中に入ってくるには、まだまだ時間が掛かりそうですね。
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