2022年3月5日

SONDA or HONY ?


BEV (Battery Electric Vehicle) 進出を表明して話題を集めたSONYが、ホンダと提携をして市場に打って出るというニュース。電気自動車参入は、既存の自動車メーカーよりも技術的敷居が低いとは言われるけれど、それでも内燃エンジンを電気モーターに変更するとしても、四輪で走る構造自体を大きく変更しない限りは、既存の自動車開発・製造で蓄積したノウハウは有効なわけで、そこはやはり既存自動車メーカーの存在感は大きいと思う。

SONYとしては、やはり電装系での優位性があるわけで、それを自動車メーカーに売り込んでいくというのが一番真っ当な方法だと思う。ホンダとして、さまざまセンサーデバイスだったりバッテリー技術、さらには自動運転に繋がるようなAIやシステム開発に関しては、餅は餅屋に任せた方が安心ですしね。SONYはAIBO、ホンダはASIMOとロボット開発の実績があるから、案外相性は良いのかもしれない。

SONYのバッテリーは、それなりに実績もあるから、是非BEV業界で標準となるような企画を作って欲しい。BEVで一番の問題は、バッテリーの充電時間だと思うので、大容量化も必要だけれどそれに伴って長くなる充電時間短縮のアイデアを、是非実現して欲しい。で無いと、本当に昼間短距離で使用して夜充電する「自宅周辺専用自動車」みたいな存在で終わってしまいそうだから。中国で始まっているような、乾電池のようにバッテリーパックを交換する方法でも良いし(その場合は、そのパックの標準化で一悶着しそうだし)、あるいは高電圧での圧縮充電みたいな方法でも良いし、あるいは太陽電池を併用してバッテリー動作時間を少しでも延ばすのも有りかもしれないし。兎に角、バッテリー充電操作が、今のガソリン注入操作と同程度の手軽さ、必要時間、料金にまで落ちないと、やはりBEVの普及は厳しいと思う。

ところで、両者によるBEV開発専門の新会社が作られたとしたら、どんな社名になるのだろうか。SONY+HONDAで「SONDA」とか、あるいは逆にHONDA+SONYで「HONY」とか。どっちも、まん中の「-ON-」が共通しているから、結構新名所は作りやすそう(マテ)。2025年には発売開始を目指しているとのことだけれど、どんな車が登場してくのだろうか。そうそう、どんな車でも良いけれど、「ソニータイマー」だけは内蔵しないでほしい。新車で購入して、3年目の車検を通した翌日に故障した、なんていうソニータイマーは、結構冗談で無くありそうなきがする。

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