iPhone 13 Proを使い出して、何が一番不便・不満かと言えば、Face IDによる画面のアンロック。現在のマスク生活では、全く使えない機能で、毎回パスコードを入れてアンロックするのは本当に苦痛。自宅などでマスク無しの時には、アンロックされるのは良いけれど、ロック画面はそのままなのでいちいちスクロールアップしてデスクトップ表示させないといけないのも苦痛。以前のiPhone 8でのTouch IDが本当に戻ってこないかと切望しますね。先日iPhone SE Gen3が発表されたけれど、Touch ID方式というだけで買い換えようかと72%位思う(笑)くらいですから。
で、そんな世間の大きな声に耐えきれず、やっと今回リリースされたiOS 15.4ではマスク着用時でのFace ID対応が追加されました。マスクで隠されていない、眼の周りなどの画面認識から判断するもので、その精度はマスク無しの場合よりも落ちるとAppleは警告しているらしいけれど、それは仕方ないでしょうね。世界的には、まだまだ日本よりもコロナ禍が厳しい地域も多いけれど、それでも「コロナとの共生」に舵を切り、マスク着用義務が無くなる場所がどんどん増えているので、実はこのタイミングでマスク有りのFace IDサポートを出す必要性は低いのかもしれない。でも、まだまだマスク生活が続く日本では、iPhoneの利用率も世界的に珍しく利用者の半数を超えるようなマーケットだったら、もしかしたら日本向けにAppleはこの機能を提供するのかも(笑)。
ものは試しと、早速朝一でダウンロードして試してみました。実は「マスク対応は良いけれど、それ以外のバグとか仕込んでいないだろうなぁ」とちょっと心配になりましたが、そこは運を天に任せることに。 iOS 15.4をダウンロードしてインストール開始。インストールが完了してシステムが再起動し、パスコードを入力するとFace IDの設定画面が表示されます。ここで「マスク着用時にFace IDを使用する」を選択。続いて、マスクも何も無い「素の顔」を登録。後から「メガネを追加」をすると、マスク着用済みでもFace IDでの解除が可能になると表示されます。そこで、マスク着用せずメガネ着用だけで「メガネを追加」。試しに、メガネを着用せずにマスクだけ着用してさらに「メガネを追加」で試してみたら、メガネを装着しろと怒られてしまいました。一旦設定画面を抜けて、マスクもメガネも無い状態でFace IDでアンロックされることを確認。次に、メガネとマスク着用した状態でFace IDを試してみると、「下を向いてロック解除」という指示が画面に表示されるのでiPhoneのカメラではなく画面下側を見るようにすると、ロックが解除されてちょっと感動。さらに、眼鏡を外してマスクだけの状態にすると、この時には「下を向いてロック解除」とうう指示無く、スッとロック解除されました。ただ、別の時にはマスクだけでもこのメッセージが表示されたので、真正面にカメラを見るのでは無く、顔の上側眼の周りがよくカメラに捉えられるような位置関係でiPhoneを保持するのが、スムースにロック解除できるTipsなのかな。
これで、今のペインポイント(=不満)が一つ解決されたけれど、ロック解除はされるけれどその後でロック画面のスクロールアップが必要な事は変わらずで、この使い勝手の悪さを何とかして欲しい。Face IDは、結構前の機種から採用されていて、2年前からコロナ禍が始まりマスク着用が日常化したから、マスク着用時のロック解除の要求が大きくなり、やっと今回のインプリメントに繋がったのだけれど、解除だけでロック画面がスクロールアップしないデザインに対しては、これまでの利用者は不満を感じていないのだろうか。そこが個人的には最大の疑問だったりします。次のiOS 15.5当たりで改善してくれないだろうか。で無いと、iPhone SE Gen3に浮気するかも。
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