2022年3月1日

行き着く先

ウクライナとロシアの停戦会談は、双方の主張を苦返して現状確認したところで物別れに。数日後に階段を再開するとのことですが、それはイコール現在の戦闘状態が少なくともあと数日は続くことを意味し、戦闘地域の民間人に対してのリスクは、まだまだ続くことに。実際、東部の要衝であるハリコフでは、ロシアによる無差別砲撃が始まり多くの民間人に被害が出ているとの情報も。ここは、ロシアの影響が大きい東部地区の大都市で、ロシア系住民も多い(4人に1人とか)地域のはずなのに、それらロシア系住民も被害に遭うことは、それら住民解放を理由にしているロシアとして矛盾していると感じないのだろうか。

 ここ数日、テレビやネット等では色々な情報が公開されていて、その中にはロシアのプーチン大統領に関しての情報も多いのですが、素人ながらも10年位のプーチン大統領の変化というのは、ちょっと異質に感じる位違和感を感じるもの。テレビでプーチン大統領が書いた論文なるものが紹介されて居たんですが、それを聞く限りでは何か壮大な被害妄想の中でロシアという大国を管理しているようにしか聞こえない。絶対的な権力を1人で掌握しているので、例えば日本の総理大臣とはまた比べものにならないくらいのプレッシャーや責任があるのだろうけど、それが精神的に大きな影響を与えているような印象すら受けるもの。

そう考えると、プーチン大統領が元々目的としていたウクライナの完全な掌握以外の妥協をするとは思えないし、となると何らかの理由でプーチン大統領が今の地位から居なくなるしか解決策は無いような気がしてきました。例えば失脚して、もっと穏健的な大統領が生まれることが一番望ましい気がするし、それしか解決策は無いんじゃ無いだろうか。ロシア国内でも、今回のウクライナ侵攻に対しての批判が日々大きくなっていて、段々と国内に対しての滞欧も必要になってきている状態。妥協点を求めるのであれば、クリミア併合の様に東部親ロシア派地域を併合あいるは支配地域にしたところで一旦鉾を納められれば一つの解決策になったかもしれないけれど、既にそれ以上に宣戦は拡大して居るし、最悪なことは最初から核の恫喝をして居たことで、これに対しては言い訳できない。経済制裁も層だけれど、既に戦争犯罪人としてプーチン大統領は認識されているので、プーチン大統領自身に対しての処罰が無いと、世界は納得しないでしょうね。

所で、大部隊を投入しているロシア軍は、一日辺りUS200億ドルの戦費が掛かっているらしい。最初聞いた時には「200億円」の間違いかと思ったのですが、US200億ドルとなれば約2兆円ですよね。もう侵攻開始から一週間過ぎているから、14兆円近い戦費をロシアは消耗していることになります。その前には、ベラルーシで合同演習をしたりもしているから、もしかしたら20兆円位今回のウクライナ侵攻に費やしているんじゃ無いだろうか。それが、さらに増えて行く上に、銀行間取引の停止もあって大きく下落しているルーブルで経済も一気に疲弊していることを考えると、長期戦は勿論もしかしたら来週までロシア軍の兵站は持たないかもしれない。となると、もしかしたら狂気に支配されているかもしれないプーチン大統領が、今準備している「最終手段」に訴えてくる可能性も小さくないわけで、そうなるとプーチン大統領は人類最大の敵にすらなってしまうかもしれない。そうなる以前に、彼の周りの人間が対応することを祈るばかりです。

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