日本では、AT車が世界でもトップレベルという自動車コラム。私も、普通免許を取得したのは大学卒業時なので、もう40年近く昔の話で、当然当時はまだ「AT限定」なんて制度は無かったので、教習もすべてMT車。免許を取得しても、当時は就職して千葉県の松戸にいたから、自家用車なんて不要な環境で、年に数回自宅に帰省したときに、当時父親が使用していた自家用車(トヨタのクラウンだったかなぁ)を運転するくらい。当然MT車でした。
最初の頃は、免許も取り立てだし、忘れないようにと親の方も帰省すると私に運転させたりしたんですが、まぁそんな程度だったし私もそんなに車に興味が有ったわけじゃ無いから、免許取得して2~3年位で殆ど運転しない「ペーパードライバー化」していました。そんな状況が大きく変わったのが、その後暫くして続くアメリカ出張での、レンタカー生活。初めての海外出張時には、先乗りしていた先輩社員氏がいたので、彼の車に相乗りさせて貰って、何処に移動するのも「運転手付」のVIP待遇でした。ところが2回目の出張からは、そんな「初回特典」も無くなり、自分で車を契約して移動しないといけない。それでも、2回目の時には後輩君が一緒に居たので、実は仕事やプライベートでの移動は彼に任せていたという秘密が。でも、流石に滞在が長期化してくるとそう言う事も無理が出てきて、2ヶ月目からは渋々レンタカーを契約して、自分で運転するようになりました。
以後の出張時には、ですから日本から現地の空港に到着すると、まずはHertzのオフィスに行って車を借りて、それを運転して夜遅くホテルにチェックインするように。初めての海外出張から現在に至るまで、仕事やプライベートでアメリカにはトータル2年半位滞在している計算になりますが、そのうち2年以上レンタカーを現地で運転していて、だから浜松に戻って在宅勤務を始めたときには、初めて自分用の車を購入しましたが、最初は右ハンドルになれなくてアタフタしていました(笑)。で、当時のレンタカーは、基本AT車なので、そう言う意味でももうその当時から、MT車はもう運転出来なくて、AT車しか受け付けない体になってしまったんですが。あれが、アメリカ出張が無くて、それなりに国内で運転経験をしていたら、今でも何とかMT車を運転するくらいの技術は残っていたんじゃ無いかなぁ。結果的に、免許取得直後の短い一時期を除けば、もう30年以上AT車しか運転していないので、もうMT車には戻れないし。
今開発が進む「自動運転車はAT前提」というのは至極当然な話で、もしかしたら今の「AT限定」のさらに簡易的な「自動運転限定」みたいな免許(非常時には人が何らかの操作することを前提にした簡易免許みたいなもの)が設定されるかもしれませんね。で、完全な自動運転車は、「車」のカテゴリーを外れて今のタクシーみたいな扱いになるんじゃ無いだろうか。だって、移動するときにだけ必要な手段なのだから、別に個人で所有する必要は無いわけですし。仮に個人で所有している場合も、例えば今のように「何となくドライブする」みたいな使い方も減るだろうから、利用しないときには「シェアリング」して貸し出しをして、維持費を補填するような事も生まれるかもしれない。私が今乗っている車もAT車なんですが、マニュアルMTが装備されていて、その気になればMT車っぽい使い方(走り方)も可能。でも、マニュアルMTを利用するのは、坂道でエンジンブレーキ代わりに使うときだけなんですよね。だから自分的にはMTって、イコールエンジンブレーキみたいな印象が最近では生まれつつあります。やはり、時代の流れなんだよなぁ...
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