2022年1月17日

トンガと阪神

土曜日の夜、そろそろ寝ようかと思ってテレビのチャンネルをザッピングしていたら、突然ニュース速報が表示されて、沖縄などに「津波警報」がでたと言うテロップが表示されてビックリ。その日の昼間に、トンガで海中か損の大爆発があったニュースを聞いたばかりで、その影響かなとは思ったんですが、テロップでは今すぐにでも津波が来そうなのに、その前兆になるニュースや警報が無くて、「あれ、トンガとは別の地震でも発生したのか」と思ったくらい。

直ぐにこういう時はNHKだろうとNHKにチャンネルを切り替えると、特別放送というか各地の津波警報の放送をしていました。その後民放各局でも特別放送に番組を切り替えるところもあり、北は北海道から沖縄まで、太平洋側沿岸には軒並み津波の警報が出ていて、大きいところは3m、多くは1m位の津波警報が出ていて、静岡県も60cmとか30cmとかの警報が出ている場所も。この頃には、トンガでの大噴火の影響という事は分かりかけてきたんですが、通常の海底火山爆発により大津波が発生して、それが日本などの沿岸に押し寄せているのでは無く、どうも別の原因で津波が今日本列島に到達しているらしいという説明。流石に、深夜も1時過ぎになったのでそのまま就寝しましたが、翌朝朝のニュースでもまだ津波警報が解除されずに続いていて再びビックリしました。

その後、今回の津波が、所謂「津波」ではなく、火山爆発により大気が影響を受けて、それで海面が上下して日本に到達したもので、「津波」ではなく「異常潮位変化」であるとのこと。ただし、その為の警報システムが無いので、既存の「津波警報システム」を使用して警告を発した、と言う事らしい。ある意味、リスクを恐れずに安全を最優先した気象中のファインプレートも言うべき行動だったわけで、その点は深夜のあんな時間帯にもかかわらず英断をした担当者は偉いなぁと感じます。その時点でも、トンガでの大噴火後、途中の地域での津波発生は無かったので、その時点では警報を出さなかったけれど、突然夜になって津波の兆候が生まれ出たらしい。その異常潮位の観測データを見ると、ずっと非常に細かな振動が続いていて、それ故に起床中としても解除判断が出来ないとの事だけれど、確かに記録のある中では前代未聞の現象だったみたいですね。

何かの偶然だとは思うけれど、今日は阪神淡路大震災が発生して27年目の日。「津波」と言えば、やはり東日本大震災の記憶の方が繋がるのだけれど、大きな自然災害という意味では阪神淡路大震災も大きな災害だったわけで、あながち関係無いわけじゃ無いし。今回の異常潮位は、日本だけで無くアメリカの西海岸や南米のチリにも発生しているようですが、海が伝搬媒体になって、海が終わって陸地に変わる場所でその「波動」が「津波」として陸地に衝突しているような印象を受けます。そのトンガですが、唯一のインターネット回線が中断していて、昨日時点では状況が掴めなかったようですが、唯一アマチュア無線(HAM)での通信は何局かアクテビティが確認出来、そこから細々ながらも状況が伝わってきていたようです。私も、いまだHAMの免許は保有しているけれど、実際の可動はしていない状況。上級免許へ更新(試験受験)もそうだけれど、万一の場合に備えて無線機の更新や整備も考えないといけないなぁ...

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