2021年12月28日

生き残るフロッピーディスク

最初読んだときに「本当かよ?!」とビックリしたニュース。警視庁が、38人の個人情報入りフロッピーディスク2枚紛失したという話なんですが、ビックリしたのは「未だにフロッピー使ってるの?!」という所。 

今の人に「フロッピーディスク/フロッピー」と言っても、ましてや「ディスケット」と言ったら尚更「何のこと????」と大きく首をかしげられて笑われて終わりだろうなあ。「いゃぁ、ハードディスク登場前の記憶媒体で、薄い磁気円盤がケースの中で回転してデータ記録したもの」と言っても、今の時代ハードディスク自体もSSDに置き換わりつつあり、段々と記憶から薄れつつある状態だから。

警視庁で使っていたとすると、多分フロッピーはフロッピーでも、1.2MBフォーマットとかじゃ無いだろうか。もしかしたら、4MB媒体を使用した2.4MB容量のメディアかもしれないけれど、それを読めるドライブが警視庁にも目黒区役所にも存在しているというのもビックリする話。私も、仕事柄万一の場合に備えて、USB外付けのディスケットドライブとブランクメディアを保管はしているれど、もう10年位使った試しが無いのに(笑)。

物理的デバイス・メディアとしては、事実上一般ユーザーの視界からは消えたフロッピーディスクですけれど、唯一残っているのがMicrosoft Officeに代表されるアプリケーションの世界では「保存」アイコンとして、その形状のアイコンは残されたまま。多分、今アプリを利用している半数以上の人は、あのアイコンが何の意味か分からないままに「保存するアイコン」と意味だけに理解しているんじゃ無いだろうか。「あぁ、フロッピーだから保存なのね」と理解している自分のようなロートルはもう少数派だしなぁ(苦笑)。前世紀には、1.44MB容量のディスケットでOS(=DOS)起動も出来たし、日本語表示も出来たし、場合によってはそこにアプリを入れてテキスト編集とかも出来た時代な訳でしたからね。事件の内容よりも、「フロッピー」に驚いた今朝のニュースでした。

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