ITmediaの記事から、デジカメの供給不足に関しての記事。私も、今年の中頃に今使っているデジタル一眼からミラーレス機へ買い換えようかと一時思ったんですが、本体は何とか入手出来そうだったけれど(CanonのR5/R6を想定)、肝心なレンズが全然入手の目処が付かずに諦めました。今の手持のレンズも、コンバーターを付ければ使えないことは無いのだけれど、それだけ投資してボディだけ更新しても一寸勿体ないなぁと言う気がしていたので。
半導体不足というのはカメラ業界だけで無くて、半導体の塊みたいな製品を作っている弊社関係でも、今年は何とか最低限の物の確保は出来たけれど、お客様の要求に沿えない部分もまだまだ多くて営業さんは大変を通り越してさらに大変みたい。それでも、去年なんかは全く品物の動きが止まってしまった時期もあって、物があれば何でも売れるみたいな状態になった時もあったけれど、今年は多少マシになったかなぁ。でも、やはり人気のシリーズとか売れ筋の製品不足はまだまだ足りないみたいで、仕方なく在庫にある一世代二世代前の製品を臨時に購入されるお客様もいるみたい。お客様側お客様側で、リモートワークとかの影響で予想以上にモバイル製品の需要が拡大して、これまでのデスクトップ機ユーザーからモバイル機ユーザーに転換する人が予想以上で、起業のIT担当者も苦しいみたいですしね。
「半導体」と聞くと、カメラとか情報端末とか、そう言うものが先ず頭に浮かぶけれど、最近の商品だと多くの物に電子回路が組み込まれているから「えっ? そんなものが」という物にも影響するし、またコスト削減で製造拠点を海外主に東南アジアに移設した国内企業も多くて、今回はそう言う地域がコロナ禍で営業停止状態になり、二進も三進も行かなくなっている見たい。昨年はコロナ禍の影響でトイレなどの製造拠点が閉鎖されて、国内の建築が軒並み「トイレ待ち」みたいな状態になったのだけれど、最近では給湯器がそれに近いらしい。内は父親の仕事の関係で、昔からそういう所とお付き合いがあり一寸話を聞きますが、結構奪い合いに近い状態らしい。そうなると、台所用品のガスコンロとか食洗機とかも今後影響がありそうな気がする。新築関係もそうでしょうけど、リノベーション関係でも、コストアップに工期長期化となると、施主さんとしても躊躇してしまうでしょうね。私も、自宅のリノベーションというか、いろいろ親も高齢になり自分も高齢の部類に入ってきたので、風呂場とかトイレとかバリアフリー化したし、父親が建てた今の自宅も、築30年以上となりあちこち痛み出していて、特にアルミサッシが古いタイプで今朝のように氷点下近くまで下がると、アルミフレームの冷たいこと冷たいこと。ガラス窓も、断熱効果の高い二重窓にしたいし、雨戸もガタが来ているのでアルミサッシ系は全部取り替えたいくらい。でも、今はタイミングじゃ無さそう。
デルタ株が落ち着いて来て、やっと2022年には元に戻るかなと期待していたら、オミクロン株で完全に2022年も状況が分からなくなってきました。まだ日本は、それでも落ち着いている状況でこの年末年始を何とか耐えれば何とかなりそうだけれど、東南アジアはこれまで落ち着いていた事の反動みたいな、今回の感染拡大の影響は大きいみたいで、2022年はこれまでの欧米での感染拡大が、アジア地区に軸足が移ってくるような嫌な予感も感じさせます。アジアは日本も含めて多くの国にとって製造拠点になっている場合が多いから、来年は物不足が深刻な問題になりそう。だからと言って、直ぐに日本国内の製造に切り替えるわけにも行かず。大体、不織布マスクなんていう比較的簡単な商品の製造ですら、直ぐに対応出来なかったわけで、それよりも複雑な電子部品とか食料品等も含めて、国内回帰させるのは無理だと思うし。コロナ禍もまだまだ終息が見えないけれど、それに影響された経済活動の復旧には、さらに時間が掛かりそうな予感がします。
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