コロナ禍後の経済活動や社会活動を睨んで、現在制定されている様々な制限事項を、ワクチン接種を前提に徐々に緩和していこうとする動きが活発化してきていて、その証明方法として「ワクチンパスポート」が話題になることが多くなってきました。今でも一部自体などでは紙物で提供されているみたいですが、今後年内を目処に電子化(QRコード)された統一的な物をデザインして、それを活用して色々な場面で利用出来るようにしようとしていて、個人的には是非もっと早く進めて欲しいところ。
これを利用することを前提に、例えば現在日本入国時には14日間の隔離が要求されるけれど、それを10日(まだ長い!)に短縮するとか、少しずつですが以前の状態に戻りつつあるけれど、未だまだ全国民のワクチン接種が完了していない状態では「ワクチン格差」みたいな物が生まれてきて、未接種の人が差別される材料にもなりかねない。あるいは、色々な理由からワクチン接種を希望しない人もそれなりの人数存在するわけで、そう言う人達に対しての対応も課題になるでしょうし。
正直なところ、切り札として期待されていた今の新型コロナウイルスワクチンですが、2回接種しても逆に感染拡大するケースもあり、3回目等のブースターショットが現実的に成りつつあります。多分、来年は勿論再来年くらいまでは、この新型コロナウイルスとの戦いというのか共存状態は続くと想定されるので、そうなると今のインフルエンザ予防接種みたいな感じで、新型コロナウイルス対応ワクチン接種が必須項目になるだろうし、その場合には「ワクチンパスポート」みたいなもので、例えば一年以内に接種済みかどうかとか、そう言う判断が直ぐにできるようにしないといけません。勿論、それが完全にコロナ感染の予防になるわけでは無いけれど、結局はどれだけリスクを低減させていざというときに対応出来る体制準備も進めるかが、次の対策なんですよね。
個人的には、こういう機会だからこそ、マイナンバーカードとの紐付けも含めて考えて欲しいなぁと思います。マイナンバーカードと健康保険証の紐付けは既に適用されているわけですが、そこにワクチンのステータスも紐付けされて行けば、例えば医療機関を受診したときにそのワクチン接種状況も参照可能となれば、病院側での対応も可能になるだろうし。情報を分散させることで、保安強度が上がる場合も有るんですが、可用性は下がるとなるとデメリットも大きくなります。様々な属性がワンストップで参照可能となれば、そこから色々な応用も可能なるわけで、個人的には是非進めて欲しいサービス何だけれど、一つに纏めたが故に何かあったときに一度に全て失うリスクも大きくなるわけで、そのバランスというか塩梅が難しいんですよね。そこは、デジタルだからこそ出来る事が色々あるわけで、そういう部分もこの機会に是非検討して欲しい。しかし、12月発行予定となると、やはり年内の海外渡航は無理かなぁ...
0 件のコメント:
コメントを投稿