2021年9月8日

甘い? 適切? 厳しい? 処分

 テレビ朝日や関連会社等の社員による、東京オリンピック閉会式夜の飲酒問題。テレビ朝日が社内調査の結果処分を発表したけれど、これって結構甘い処分なのでは。別に、その当事者をいじめようとは思わないけれど、民間企業とはいえ公共の電波を扱う公的組織の一員が起こした事件な訳で、しかもテレビ朝日は厳しくコロナ対策を批判している側だったと思うのだけれど。

例えば、これが大会ボランティアが同じような事を起こしたらどうなるんだろうか。あるいは東京都の職員とか、大会組織委員会関係者とか。とてもこんな処分では収まらずに、大きく批判を展開する側の人の一人がこのメディア関係者だと思うのだけれど、それは同じ事が自分達の場合には戻ってくる責任があるからそう言う発言も許されるのだと思う。人に言うときには厳しく身内には甘いという「ぬるま湯体質」と言われても仕方無いような処分内容だと思う。

大体10日間の謹慎処分とのことだけれど、それっていつからの話なんだろうか。処分が発表されてから10日間なら、これから謹慎処分が始まるわけだけれど、既に事件が発覚して一月近くが経過しているわけで、その間も含めるとか言われたらもう謹慎は解けていることになるわけですが。それに、調査に一月も掛かる話なんだろうか。参加していた人も特定されていて、しかも全員を集めても10名程度の人な訳だから、一月も掛かる話のようには思えない。精々一週間位で全員のインタビューは可能だろうし、発表も出来たのでは。穿った見方をすると、パラリンピック終了まで発表を控えていたような気もするけれど。

新聞の訂正記事なんかが最たるものですが、仮に誤報とか間違いがあっても、新聞の片隅に小さく訂正記事を出すだけど、問題の紙面を回収することもしないし、修正した物を再販売する事もしない。放送事故にしても、一言「申し訳ありませんでした」と言って、直ぐに別の話題に移動してしまうわけで、それってその瞬間を見ていないと何か対応したのかどうかも分からない話。新聞なら、一週間位は一面のよく分かる場所に謝罪文なり説明記事をずっと掲載し続けるべきだし、放送ならテロップを自社のニュース番組とかワイドショー等で常に出し続けることくらいの対応はするべき何じゃ無いだろうか。今回の件に限らず、公の使命を持っている組織なのに、自分達の問題には曖昧な対応しかしない。結局そういう部分が、彼らに対しての信頼感とかどんどんなくなる原因の一つだと思う。テレビ朝日だけの問題では無く、業界全体の問題なんだろうな。

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