2021年8月3日

無敵のコンビニ

開幕前の予想や批判に対して、日本人選手の活躍もあり予想以上に盛り上がる東京オリンピック。やはり無観客開催だけは未だに残念だけれど、それでも報道やSNS等を見ていると好意的な意見や書込が多くて、これはまだ早いかもしれないけれど「東京オリンピック、大成功」と言えそうな気がしてきます。

選手も関係者も来日メディアも、その行動が大きく制限されている中、それでも競技以外の日々の生活の中からの発信も多いわけで、そんな中でも日本人として「ニヤリ」としてしまうのが日本のコンビニに着いての書込。予め予想はされていたけれど、多分日本のコンビニに勝るサービスは世界でも無いと個人的に思っているので、それは当然だと思うし、その利便性を世界に発信為てくれたことはちょっと嬉しい。勿論、コロナ禍前、日本を訪れてその旅行の様子を発信する訪日外国人の人多数いて、その時からコンビニに関しての好意的な話題やそのサービスや品質のレベルの高さにビックリする様子は幾らでも書き込まれていました。ただ、今回の場合は、いつもよりも少ないオリンピック関係の発信の中に含まれて配信されているので、これまで以上に目にとまる機会が多いし、より好意的に受け止められている気がします。特に、コロナ禍で予定していた来日スケジュールがもう2年近く保留になる中、以前来日経験がある人にとっては「そうそう、そうなんだよ」と、膝を叩きたいくらい同意したい話なんでしょうね。

最近でこそ、深夜営業の人手不足問題とか、本部とフランチャイズとの軋轢みたいなものが報道されて、以前ほどコンビニに対しての印象は良くないのかもしれないけれど、とは言っても今の社会生活に欠かせないインフラの一つである事は確かで、自分自身もコンビニの無い世界はもう考えられない。昔は、自宅から徒歩3分の所に7/11が出来たときには「これで楽になる」と喜んだのも束の間、それなりにはやっていたのに数年で撤退してしまい、凄く落ち込んだんですが、そうこうしている間に自宅から徒歩なら15分圏内、車なら5分県内に、7/11、ファミマ、ローソン、の3大ブランドが5~6件林立するようになり、以前と比べても充実してきたとも言えます。コンビニの何が良いかというと、中々難しいのだけれど、自分が知っている海外の同様の店舗と比較して、やはりお弁当とかお惣菜とか、食べ物関係が充実して勝つ品質が高い(=美味しい)事は、他の追随を許さない事だと思いますね。日用品の品揃えとか、24時間365日営業もそうだけれど、あの利便性とともに食べ物の品質が高いことは特筆されることだと思う。韓国のコンビニも、日本の資本が入っているところも大井からそれなりに高品質だと思うけれど、味付けのベースが私が苦手な辛い物系なのがちょっと難点。台湾のコンビニも、悪くは無いのだけれど、日本のコンビニと比べるとちょっと狭くて、やはり日本の店舗に慣れていると少し違和感みたいなものを感じてしまいます。

当然なことながら、そのコンビニのクオリティが保たれているのは、それこそ店舗一つ一つの努力もそうだけれど、それを支える物流や流通システムの品質や、そこに乗せる商品作りの拘りとか、それこそ一つ一つの要素の作り込みが凄いことが、あれだけのサービスを提供出来ている秘訣であることは間違いありません。海外の場合、色々な理由から末端の店舗の品質は何とかしても、そのバックヤードシステムを高いレベルに保ち続けることが難しいから、なかなか日本レベルのサービスに到達するのは難しいと思う。一度日本のレベルに慣れてしまうと、現地の人にとっては満足出来るレベルでも、日本人目線で見ると「まだまだ足りない」と感じてしまいますからね。そう言う「見えない部分の努力」もそうだけれど、例えば外国人には食べ慣れないであろう「お握りが美味しい」とか、毎回話題になるけれど「ランチパックが凄い」とか、お惣菜のクオリティが凄いとか、食事の面での評価が高いのは、やっぱり本来の品質の高さの一つの証明だと思う。ごく僅かな部分かもしれないけれど、そう言う社会インフラの一つ「コンビニ」が、今回の東京オリ・パラでますます世界に広がると、もしかしたらアニメに続く日本のキラーコンテンツに成長するかもしれない。そして、コンビニ目当てで日本に来日する観光客も、コロナ禍後は以前よりも増えそう。

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