8月4日に開催された、第46回のアドバイザリーボードでの資料で、その中で「資料3-4①」と「資料3-4②」で人流に関してのデータが示されていますが、確かにここ最近になって増えているというよりは、以前の非常事態宣言発出時程度には人流は抑えられているように見えます。となると、感染拡大しているのは、人流増加というよりも感染力の強いデルタ株が必要十分な数(濃度?)市中に広がっているから、と考えた方がよさそうですね。これも、ネットで幾つか見たんですが、
- 仮に新型コロナウイルス・デルタ株が、1分ごとに倍に増えると仮定する
- 一つのデルタ株が侵入したとして、1分後には2個、2分後には4個(2**2)、3分後には8個(2**3)、と増えていく
- 10分後には2**10=1,024個、20分後には、2**20=1,048,576個となるけれど...
- 感染初期の5分間は、
1→2→4→8→16→32
と大したことの無い増え方なんですが、これが15分から20分の5分間だと、
32,768→65,536→131,072→262,144→524,288→1,048,576
と爆発的に増えていくことに - そう言う事を想定すると、年末年始の第三波、G.W.頃の第四波、と徐々に市中に残留するデルタ株が増えていき、今回その閾値を超える所で、一気に倍倍と拡大しているのではと想像出来ます
それを考えると、やっぱ先ずはワクチンで有る程度感染拡大を抑えつつ、可能ならば拡散の状況を閾値以下よりも下げないと駄目なわけで、今進めているワクチン接種をどれだけ早く進めるかと言う事が重要だとよく分かります。ワクチン接種が遅いとか、必要なワクチンが回ってこないとか、色々問題点も指摘されているけれど、元々の目標が100万回接種/日だったところ、現在は140~150万回接種/日位になっているわけだから、決してサボっているわけでは無い。でも、その限界に近いのかもしれないワクチン接種のスピードを、何とか工夫をして更に加速させる努力はしないといけないのでしょうね。静岡県も、まん延防止等重点措置地域になってしまい、昨日も200人越の陽性者が発生しているんですが、このピークを何とか耐えることが出来れば、次のピークが仮に襲来したとしても、その時には今よりもワクチン接種が進んで集団免疫も期待出来るでしょう。そう言う意味では、やっぱり今が勝負の時なんですよね。それを忘れちゃいけない。
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