韓国の五輪選手団が、福島食材に対しての不安から独自に給食センターを設けて、食事の配球をするという記事。ベストな状態で競技に専念して欲しいという意味では、特に食事に関して最大限努力することはスポーツ戦略としては常識。オリンピックに限らず、専属の調理担当者を帯同させて試合に臨むことは、そんなに珍しい事では無い。ただし、例えばサッカーのワールドカップでの食事となると、選手や関係者も含めても30~40人位だろうけど、今回の様に400人以上もの人の食事はを毎回要するというのは、その準備だけでも大変。さらに問題は、例によって難癖とも感じられる理由からと言う点でしょうね。
ちょっと不思議なのは、キムチなど韓国から一部食材を持ち込んで弁当を作ると言うけれど、なんで国内の韓国系同胞の人から調達しないのだろうか。味が違うから? 食材が同胞と言えども信用できないから? その辺りが逆に不思議。いゃ、日本にその食材なり食品が無いのなら仕方ないけれど、キムチとかは国内でもポピュラーだし、味にしてもちゃんと本場のものと遜色ないものも有るだろうし。
韓国にしても、嘘でも「選手に最大限のパフォーマンスを出して貰いたいから」とでも言えば大人の対応も出来るのに、「福島の食材が心配」とか言ってしまうから反感を生むと思う。それに、彼らが放射能の危険を理由に輸入制限をしているのは、福島以外の地域もあるわけで、そこの食材をこの給食センターが使うことは気にしないのだろうか。まぁ、彼らの場合こう言う行為はあくまでパフォーマンスであり、本当にそんなことを気にしているわけではないので、多分体裁だけ整えたら内容は全く違うものになるんだろうけど。
どう言う戦略・戦術をとろうと、それはその国・組織の自由だと思うけれど、つまらない面子のために、折角のチャンスを潰していくのは可哀想。この給食センターで調理された物以外食べないとなると、当然食事のタイミングとか内容にも制限が生まれてくるわけで、それは選手の調整作業にも影響するでしょう。あと、時間的制約とかも大きいかもしれない。例えば、競技の時間対によっては、一般的な朝・昼・晩のタイミングとは大きく異なる時間に食事をする場合も有るだろうし、その内容も例えば早朝なら軽いものとエネルギーに変わる果物とか、実はかなりバラエティーに富んだ内容にしないと選手の要望・要求を満たすことは難しい。そう言うものに、可能な限り対応出来るような設備にするのも、かなり大変だと思う。結局は、そう言う無理がたたってそれが選手の結果に影響し、最後は「日本のせいだ」で終わるんだろうなぁ(マテ)。
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