昨日は年に一回の社内健康診断の日だったんですが、これまで以上に「デジタル化」されていてちょっとビックリしました。これまでの社内健康診断は、
- 2~3週間くらい前に、自宅に問診票の用紙が送られてくるので、それらに記入して当日持参する
- 当日受付をすると、その場でバーコードと整理番号付のシールが何枚か印刷され、それを各検査のブースで使用する
- その整理番号が、この日の自分の管理コードになり、全ての試料に貼付される
- 例えば、血液検査のブースでは、そのシールを血液の採取チューブに貼ってだれのものか間違わないように管理したり、検尿検査では検尿カップにそのシールを貼って区別するようにしていました
- 検査結果は、受付時に渡されるA4サイズくらいの専用のシート(OCRマークシートかな)に書き込まれて、最後に全体をまとめてスキャンするらしい
先ず今回も、一月位前に社内健康診断の予定日が連絡されてきますが、この時には自分の対象時間(通常2日間あり、その中で1時間単位で枠がそれぞれ割り当てられる。後から他の枠があいていれば、そちらに変更も可能)。で、2週間くらい前に、「あなたの検診予定日は〇〇月〇〇日の××時からです」と連絡が来て、予定変更希望なら指定された健康診断のサイトで変更しろと、また検診日の二日前までにWeb問診票を完了しろとの注意書きも。
- まず今回一番の変化が、この「Web問診票」。それまでは紙の問診票に書き込んで当日持参していましたが、今回からは自分の健康保険番号と生年月日で指定されたサイトにアクセスして、そこでWeb上に準備されている問診票の内容を埋めることになります。それを後から印刷するのではなく、当日も含めて全てWeb上でデータ収集が完了していました。これが、この後効いてきます
- 受付で、自分の健康保険証を出して本人確認されると、フォルダーに問診票みたいな紙を挟み、さらにそのフォルダーには何やらカードが挿入されています。何だろうと思ったら、受付の端末(パソコン)にRFIDなのかNFCなのか、カードリーダーが接続されていて、このカードをそのリーダーに載せて登録して今回の準備は完了という流れのようです
- そのフォルダーを持って順番に、血圧測定、視力検査、血液検査、身長体重測定、等と決められた検査項目を回るんですが、まずはその場所にあるカードリーダーにフォルダーに挿入されているカードを載せて対象者を確認すると、タブレットだったりハンディターミナルだったりに検査項目が呼び出されて、そこに測定値を入力していきます。以前のように問診票に書き込むのでは無く、Web問診票の中の検査項目のフィールドがどんどん埋められていくみたい。
- 一通り検査項目を回ると、最後に産業医の問診があって、この時も問診用の部屋に設置されたタブレットからカードリーダー経由で自分の過去と当日のデータを呼び出し、それを観ながらインタビューを受けて終了。A4サイズのフォルダーを持ち歩く事は変わりないのですが、データ入力が測定されると直ぐにオンラインで入力されるので、多分結果の連絡が届くのも、以前よりもかなり早くなるんじゃ無いかと思います。
- 今回はコロナ禍ということもあり、一枠当たりの人数を制限して、かつ前後のスペースを取って検査していたんですが、コロナ禍前と比べても効率的になっている分そんなに変わらないというか、早いくらいで検査は終了しました。
コロナ禍なのでこう言う仕組みに変更したのか、元々デジタル化を予定していてこうなったのか、そこまでの背景は分かりませんが、昔のように用紙に一つ一つ書き込んで板時代と比べると、雲泥の差がありますよね。途中問診票で私が入力ミスをしていた部分があったんですが、直ぐには直せなくて最後に責任者(?)立ち会いの下、該当部分のデータを表示して私が確認して修正しましたが、結構厳重だなぁと感心してしまいました。医療関係なんて、どんどんデジタル化ネットワーク化が進んでいく分野だと思うんですが、これとマイナンバーカードを組み合わせて、何処の病院で診察を受けてもそれが反映されるとか、そのデータを元に健康診断の項目が変わっていくとか、色々付加価値は考えられますよね。その場で結果の出る、例えば血圧測定とかこれまでに無く良い値が出たので、ちょっと気を良くしていたんですが、今回の健康診断の結果が楽しみになってきました(笑)。
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