2021年7月13日

顔パスでフライト


来週19日から、成田と羽田の国際線出発手続きで、JALが「顔パス(Face Express)」を開始するという記事。 成田ではANAが、羽田ではDLとAFも実証実験に参加していたので、ほどなく他の航空会社にも展開されると思うけれど、どの程度利便性がアップするんだろうか。

実際の流れは、航空会社の保安検査場で、パスポート、チケット、顔認証が紐付けられると、後の処理は顔認証だけで済むという物。流石に出国審査は顔認証を使うけれどパスポートデータとの照合が発生するから、そこではパスポートを取りだしてセットする必要がありますが、それ以降の荷物のチェックイン、保安検査場の通過、搭乗前のゲート通過は、顔認証だけで済むという物。将来的には、パスポートもとり出す事無く出国審査も完了出来るようにして欲しいけれど。

これ、日本独自のシステムではなく、IATAも絡むようなので、今後他国でも同様のシステムが導入されていくことが期待されるけれど、コロナ禍もあり「非接触」が優先される世の中になってきているから、普及する速度は結構早いのかもしれない。まだまだ国際線の往来は限定的だけれど、UA等のようにコロナ禍後の航空需要を見込んで機材の発注を進めていたり、8月、9月位から国際線の本数が増えてきたりと、やっと少し未来が見えてきた気がしますね。本当ならば、東京オリ・パラがその切っ掛けになり起爆剤にもなると期待されたんだけれど、それはどうも限定的になりそうなのが残念。

私の個人的な勝手な夢は、スマホにパスポートもクレジットカードもエアチケットも全部入っていて、それ一つで海外良好に出かけて行くことなんですが、それに一寸だけ近づいたのかな。悩ましいのは、日本だけ対応しても相手国も対応してくれないといけないところで、それを考えると例えはシンガポール当たりは日本よりも先行するかもしれないけれど、アメリカはまだまだ時間が掛かりそう。自分が仕事やプライベートで海外に行きだした30数年前と比べても、今の手続きは凄く簡略化されて便利になってきているけれど、それでもまだまだ面倒と感じる部分も多い。そういう部分がもっと簡略されれば、ちょっとした時間を見つけて海外旅行しようという人も増えるんじゃないだろうか。まぁ、自分の渡航機会が更に増えることだけは確実だけれど。

0 件のコメント:

コメントを投稿