2021年7月9日

無観客開催

東京オリンピックに関して、1都3県の閉会式・試合に関しては無観客開催する事が決定。 個人的には、その直前まで想定していた「定員の半数、あるいは最大1万人」という設定での開催が十分可能だと思っていたので、無観客開催というのは残念。1都3県以外の地域での開催は、北海道のマラソンはまだ未定みたいですが、そちらは有観客開催されるとしても、やはり競技数から言うとかなり限定的。「開催する事」に意義はあると思うけれど、「体験する事」が殆ど出来ないオリンピックになるのは残念ですね。

ここでやっぱり疑問に思うのは、オリンピックは無観客なのに、それ以外のプロ野球とかサッカーとかの運動競技や、室内開催のイベントは有観客で続けて伊野かということ。今回の無観客開催の決定は、ここに来て新規陽性者数が増加しているからの判断な訳ですが、現状は東京オリンピック開幕以前の状態な訳で、何か理由があるとしたらそれ以外の要因な訳ですよね。それをちゃんと解決しないと、仮に無観客開催となっても結果は変わらないと思う。

その要因解決策の一つとして、今回発令される非常事態宣言では酒類販売の制限をさらに厳しくして、販売為ている店舗側だけで無く、酒類卸に対しても制限を加えるという話に。他国のように、ロックダウン出来れば事は簡単なのかもしれないけれど、法制度上そう言う仕組みを持たない日本では「お願い」レベルの要請しか出来ない。今回の場合も、もし裁判という事になったらかなり揉めるんでしょうね。ただ、別にお酒を降ろしているから悪い、お酒を販売しているから悪い、と言うわけでは無く、お酒などを飲んで三密状態になっている個々の人間が原因な訳で、そこを押さえないとこの感染拡大は終息しない。でも、だからと言って個別の人間の行動を制限することは、今の日本では出来ない。そのジレンマが、結局は今回の感染拡大の根本原因なのかも。

無観客開催となり、一番影響するのはスポンサー企業なのかな。集客イベントで自社を宣伝する機会がなくなるわけですが、会場に来る観客の何百倍、何千倍、何万倍もの視聴者に訴えかけることが出来れば、それはそれでそれなりに効果は期待出来る気がしますね。ただ、スポンサー企業としては、当初予定よりも効果が低い場合には、その分のホトンというか、スポンサー料の減額とか要求するかもしれない。後は、チケット販売の損失かなぁ。まぁ、これはどれくらい補填できるかだけれど、無観客となってほぼ収入ゼロになるわけで、この責任に関しては後々揉めそうですね。今回の決定は、「東京オリンピック」に対しての措置で、「東京パラリンピック」に対してはまだ未定という理解。四回目の非常事態宣言も8月には解除されるだろうから、パラリンピックに関しては上限制限有りとしても、有観客開催を目指して欲しいなと思います。

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