2021年7月7日

富岳のお墨付き

日本が誇るスーパーコンピューター「富岳」を使用して国立競技場での新型コロナウイルス感染のシミュレーションをした結果、感染リスクはほぼゼロと評価されたというニュース。まぁ、あれだけプロ野球とかサッカーとか屋外競技を為ていて、そこがクラスターになったという事象は発生していないわけだから、それよりも広い国立競技場でのリスクは、さらに低いというのは当然でしょうね。

記事のコメントを見ると、スタンドだけのシミュレーションは無意味、そこまでの移動、その後の移動時のリスクもという意見が多いみたいですが、それも含めて既存のイベント時とどれだけ違うのかとかも考えないと。個人的には、今の有観客イベントと同じ程度(定員の半分もしくは上限1万人)と同程度であれば、その範囲での有観客開催でも問題無いと思います。人流に関しても、ブロック毎に出口を限定するとか、利用駅毎に一定数毎に規制するとか、やり方はあると思う。開会式では、観客1万人に、関係者も1万人の合計2万人が利用するという話も有りましたが、それも同様に出入りの人流管理が出来ればそんなに問題にはならないと思う。

デルタ株に関しては、すれ違っただけで感染したとか、2m以上離れていても感染したという報道が少し前にあったけれど、その辺りはマスク着用の徹底と手指洗いの徹底、さらには感染者の登録をすることで万一の場合のクラスター追跡できるような仕組みを取り入れれば、十分管理可能だと思うんですよね。 少なくともスタンド居る間には、自然換気で空気はどんどん入れ替わるから、リスクはかなり低いと思う。だから、残りは施設内に居るとき、それこそトイレとか売店とか出入りとか、そういう部分に注意を集中することで十分リスク管理可能だと思う。

東京五輪開会式まで2週間となり、正直これから出来る事はあまりないと思うんですよね。それこそ、網タイミング的には「中止・延期」という選択肢は殆ど無くなって、今の課題は「どの様に開催・運営するか」というフェーズになってきていると思います。その場合、どうしようも無くて方法が無い場合には無観客開催も有りだとは思うけれど、リスクテイクをして出来るだけ本来の形に近い形式で開催するのが、誘致した東京都や日本の責任だと思う。少なくとも、個人個人の意識の責任で「三密回避」すれば、殆どの場合感染リスクを大きく下げる事が可能なわけなのだから。確かにリスクもあるのだけれど、今大切なのは以下の以前の生活様式に近い形に近づけていくかだと思うし、それが「コロナ後の新生活形式」だと思う。その切っ掛けに東京オリ・パラがなる事は良いことだと思う。

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