2021年6月9日

報道関係者の行動管理

東京オリ・パラの理事会に関しての記事。気になるのは最後の

橋本氏はコロナ感染防止のため、海外から来日する報道関係者の行動管理を徹底する考えを示した。

と言う所。以前も書いたように、選手や大会関係者には、事前のワクチン接種や行動規制をする事が言われていて、日本の選手団にもワクチン接種が始まっているけれど、同時期に来日するメディア関係者の対応が不明確なままでした。そんな中で、大会ボランティアに対してワクチン接種も検討されているという報道もNHKのこちらの記事では、宿泊場所の限定やGPSによる行動管理もするようで、かなり徹底した管理をする印象。

そうなると、観客を除いた大会運営側関係者で、コロナウイルス対策が明確で無いのは「国内報道関係者」だけが残ることになると思うのですが、その対策はするのだろうか。海外から来日する報道関係者は数万人(2万人規模?)と言われているけれど、大会の様子を放送するのは国内の放送局だし、新聞メディア各社も国内報道体制をそれなりの規模で引くでしょう。そうなると、訪日報道関係者以上の体制(人数、規模)で国内報道関係者があちこちに移動しつつ仕事をするわけで、それが一番のスプレッダーになる気がするんだけれど。

昨日当たりから、東京・大阪の大規模接種センターでかなりの「空き」が出ていると報道されているんですが、その枠を利用して大会に関わる人員への接種を考えるべきでは無いだろうか。皮肉や嫌みでは無く、大会開催国の日本の責任として、少なくとも観客以外の関係者に関しては、基本ワクチン接種済みを前提にするべきだし、移動範囲が制限される選手や役員以外の関係者は、宿泊先指定とか行動履歴把握(=GPS)という事も、必須条件とするべきだと思う。ここで、「報道の自由が」とか「人権侵害が」とか言うようであれば、そのメディアは排除しても良いと思う。中には、開催反対を社説で掲載するメデイアもいるんだから、それでも文句は出ないのでは(マテ)。

これまでの例で言えば、メディアスクラムを組んで国内のメディアはNHKから民放まで一緒に活動するわけです。さらに、首都圏のスタッフだけでは足りないから、地方系列局からの応援を仰ぐことになるだろうから、そう言うスタッフに対してのワクチン接種等も考慮する必要があるでしょうし。大体、「三密回避」が言われているのに、取材時などでは「密状態」のまま取材をしている姿を今でも見られるわけで、そう言う意味ではBBQもしない、カラオケもしない、飲酒もしないのだろうけど、クラスター発生予備軍みたいな感じになりつつあると思う。勿論、今の所取材活動で感染したという事例は、多分無いように思うし、有ってもごく初期の時期にあったくらいだと思うから、報道機関もそれなりに対策はしているのでしょう。でも、選手や関係者に厳しい対応を要求する以上、それと同じ事は報道関係者に要求されるわけです。さらに、外国人メディアだろうと国内メデイアだろうと、その動線や活動区画を完全分離するのでは無い限り、同じ対応をするべきだと思う。そう言う意味では、言えば多くの批判を受けるだろうけど、まずはメディア自らが、自分達のためだけで無く、他の関係者の為にも率先してワクチン接種を受けて、大会開催中の行動規範を示すべきだと思う。

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