2021年6月12日

一周回って「追いついた」

立憲民主党の枝野幸男代表が、外国特派員協会での記者会見で「時代が私に追いついていただいた」と言ったらしい。すでにネットでも言われているけれど、「時代が追いついたんじゃ無くて、周回遅れの自分が時代に並んだだけじゃないか」というのが正しい言い方ではと思ってしまう。 

この方、ご自身の著書をいろんな所で引き合いに出して話をしているけれど、それって議員という立場、野党党首という立場を利用して、書籍を売りたい(印税収入を増やす)という行為にならないのか。それって、議員として良いの? まぁ、自分の懐では無く、事務所とか後援会に入るようにして、その辺りの収支報告はちゃんとするようにしているんだろうし、自分の主義主張を広く知らしめるために書籍という方法を取ることも有りだとは思うけれど、そこまで言うほどの事なのかと言う疑問も感じるし。

実際の本の内容を読んでもいないので、軽々しくその内容の批判は出来ないけれど、でも日頃この人や周りの人達の言動や行動を見ていると、「時代に追いつく無所か「どんどん時代から乖離している」ようにして見えないのだけれど。例えば記事の中では「新自由主義は時代後れ」と言っているらしいけれど、多分経済格差みたいなところを指して「時代後れ」と言いたいのだろうけど、じゃぁどうするのか。「所得の再配分」と言っているけれど、結局はそれって税金をどうするかという話しで、その辺りが「消費税は下げます・廃止します」という威勢の良い話しか聞こえてこないから信じられない。同党の議員さんもこんなことを言っているけれど、自分達に都合の良い「美辞麗句」を並べているようにしか感じない。

ここ数日、立憲民主党は会期延長を要求して、内閣不信任も辞さないと言っているけれど、それで仮に三ヶ月会期が延長されても、三ヶ月間彼らが仕事をするわけじゃ無いことは、これまでの経緯からも明らかじゃ無いだろうか。何かあれば騒いで、気に食わなければ「審議拒否」しかやることが無い人達なんだから。大体、別の場所では「自分達も仕事をしている。実際可決された法案の8割は賛成している」と言っているんですが、なら、残り2割でも妥協点を見つける努力を頑張れば良いのにと思う。アメリカの二大政党制も、両党の違いはそんなものかもっと少ないんじゃ無いだろうか。その2割の努力をせずに、自分達の都合しか言わないから、外からは全く仕事をしていないと誰もが感じる今の状態になったと思うなぁ。「時代が自分に追いついた」と思うのであれば、その時代に追い抜かれないように精々頑張って欲しい(棒読み)。

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