2021年6月16日

AMラジオ停波

以前総務省の有識者会議で認められた、AM放送からワイドFM放送への移行について、 TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送の在京3局が、28年秋を目処にワイドFM局に転換してAM放送を停波することを目指すという発表。民放AMラジオ44局のうち41局も、同様にその時期までにワイドFMへの以降をする予定ということで、事実上「AMラジオ放送」が2028年中には無くなることになりそう。

地元の民放AMラジオは、JNN系列の静岡放送(SBS)のSBSラジオが既にワイドFMとAMとの併用体制に移行していて、何処かの時点でAM放送を停波するんでしょうね。自分が子どもの頃は、地元のテレビ放送はNHK(総合、教育)と静岡放送しかなく、ラジオ放送もNHK(第一、第二)とSBS放送しかなく、子どもはSBSラジオが楽しみの一つ。もともとSBSラジオの周波数は「1400khz」と覚えやすい周波数で、だから局のジングルも「いちよん、まるまる、SBSラジオ~」というものだったんですが、その後帯域の調整があって現在は「1404khz」なので、そのジングルも「いちよん、まるよん、SBSラジオ~」に変わって、一寸「締まらないなぁ」と今でも思っています(笑)。でも、地元密着のラジオ局な訳で、深夜放送でもよく利用しましたねぇ。伝搬状態が良いときは、名古屋の放送局とかも受信できたんですが、その為に自宅の庭に大きなアンテナを設置したりしました。

問題なのは、AM放送からFM放送に移転するにしても、周波帯は現在のFM放送の上限よりもさらに上の90Mhz帯を使用しないといけないこと。各地で放送が始まったのは5~6年前くらいからだから、その頃くらいから発売された受信機や車のラジオ装置でないと対応出来ない。自宅のラジカセなんかは10年以上前のものなので、多分対応していないだろうなぁ。自宅にも難題か古いラジカセがあるので、後で確認しておかないと。

テレビ放送も、アナログ放送が終了して地上デジタルに移行し、それなりに周知期間もあったのでそんなに混乱しなかったように記憶しています。ラジオ放送の場合は、テレビよりも利用者数は少ないだろうからテレビよりも混乱は少ないだろうけど、テレビと異なるのは自動車運転中に来ている人が多いことじゃ無いかと。その場合、対応していないラジオも多いだろうなぁと思うんですよね。既存のFM局は少なくともそのまま聴くことが出来るから、全く使えなくなることは無いと思うけれど、ちょっと混乱しそう。テレビがブラウン管から液晶に変わり、アナログ放送がデジタルに変わり、AMラジオがFMラジオに変わりと、結構自分のこれまでの人生の中でも変化に富んだ時代が続くなぁと、ちょっとセンチメンタルな気分になるかも。

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