2021年5月29日

今まで何をやってきたのやら


 アストラゼネカ社製ワクチンを、台湾やその他の国に提供する件で、立憲民主党の原口一博副代表が、出番の無いワクチンを何故確保したのかとtweet。それに対して、流石に見かねたのか、佐々木俊尚氏が反応すると、「批判では無く疑問を呈しただけ」と、さらに明後日の方向を向いた反応をする事に。

政権のワクチン戦略の全体像がわからない」と言っているけれど、既に一年近く前からワクチンの確保やその国内での提供に関しては国会でも話はされている。それに、4月に菅総理が訪米したときに、ファイザー製ワクチンの追加に関して、CEOと電話会議をしたときには、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、3社で既に必要数量分確保していたのに、さらに追加する事に対してこの人達は批判をしていたはず。何度も自分達で確認する機会も時間も有ったのに、たまたま耳に入ってきた話に延髄反射するように「聞いてない」みたいな事を言うのは、自らの能力の無さを露呈しているだけでは。

しかも「批判ではなく疑問」と言っているけれど、それってこれまで一年間に何度も出てきている話題に関して、何も覚えていないし何も実行してきていないと言う証拠でもあるわけです。さらに、自分で調べること無く、twitterで公開することで何を期待しているのだろうか。何度か書いているけれど「無知を恥じることは無いけれど、無知を誇るな」の典型だと思います。まぁ、未だに「ワクチンよりPCR検査」と言ってしまったり、1年前は「コロナよりもモリカケサクラ」と言っていたのに、「1年前から何度もワクチン接種を言っていた」と、別世界の話でもされているような事も真面目に言ってしまうし、もうこの人達の記憶域って、一日分くらいしか無いのだろうか。素人でも調べれば、今日本がどれだけのワクチンを確保しているかは分かりますし、国会議員ならもっと詳細な、例えば週ごとの輸入量や全国での接種状況との比較情報等も得ることが出来るでしょう。それらを見てワクチン融通する余裕があるのか無いのかも把握出来るし、輸入状況から対象となる国民に対しての接種状況の余裕の有り無しも分かるはず。例えば、数量的にも十分だが、ファイザーやモデルだけだと隙間ができるから、アストラゼネカワクチンもこの時期はこれだけ確保しておく必要が有るから、他国への提供はこの期間にこれくらいにするべき、と言うようなことを言うならまだわかるけれど。

少なくとも国会議員が「Twitterで情報共有する事でこの疑問も解けるでしょう」何て言うことを言うようじゃ、議員を辞めた方が良いのでは。そこで言う「情報共有」とは、自分達が得た情報を一般の国民と「共有」することで、自分の舌足らずな疑問に対して教えを請うことでは無い。それは国民の声を聞いているのでは無く、単に自分の無知を晒しているだけ。Twitterを、自分達の活動内容や情報拡散のツールとして利用することは良いと思うけれど、先ずはその前にやるべきことをやりなさいと小一時間。そして、twitterで情報共有すると言うのであれば、もっと真摯に付いたコメントに耳を傾けるべき。と言うか、twitterやってる暇があるなら、ちゃんと国会の議事に参加して自分達の仕事をするべきだし、「何ちゃらタスクチーム」なり「何ちゃらヒアリング」とかも、やったならちゃんとその結果方向なり進捗状況を公開するべき。いつも「〇〇やりました」だけで、その後の報告を見聞きした試しが無い。先ずは、そういうところから改めるべきでは無いだろうか。

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