G.W.中の人で抑制のために、JRや私鉄の運行本数を減らしたことで、逆にその少ない運行に人手が集中して「密」の状態が生まれてしまったことを批判する、朝日新聞の記事。結果的に期待に反してしまう自体になったことは問題だと思うけれど、でも当初運航本数の削減が伝えられたときに、「それでは少ない列車に人手が集中する」と警告したメディアは無かったように記憶するのだけれど。後付けなら、何とでも批判も批評も出来ますからね。
多分、以前の非常事態宣言時も、例えば終電の繰り上げとかをやって夜間の人出抑制をしたり、実際に利用者数が減ったから間引き運転をしたりしていたので、その経験値から今回は物理的に人が移動出来ないようなより強い縛りを考えたんじゃないだろうか。ただ、G.W.という事もあったし、長い自粛期間に疲れてこの休みの間位はと言う気持ちを持った人が予想以上に外出者数が増えて、減った電車に集中してしまったと。
逆に疑問に感じるのは、減便せずにそれまでと同じ本数を運航していたら、「密」状態は回避できたのか、と言う事。もし、回避可能あるいはそれほどまで密状態にならなかったなら、今回の判断は何が理由でどう言う行き違いがあったのか、それは検証されるべき。でも、逆に減便が無い場合には、それ以上の人出が想定されて、結果的にその場合でも「密」が発生したと想定されるなら、それはやはり利用者というか国民の意識の問題として考えるべきなのでは。実は、この間引き運転中のTLを見ていると、運転間隔が空いた時の電車は満員に近い状態で問題だけれど、その次の電車はかなり空いていると言う話が幾つか流れていて、それって普通の場合でもそうだよなぁと思っていたんですよね。だから、混雑していたら一本見送るとか、やり方は幾らでもあったと思うし、そう言う事も含めて考えないと、何か一方的に犯人捜しをしているように感じてしまいます。
この電車の話を見ていてふと思ったのは、現在営業中断している色々な施設やデパート等も、もしかしたら休業させるのでは無く制限付きで営業させた方が、例えば夜遅くまで公園で外飲みするとかするリスク回避が出来るかもしれない。例えば、一人利用優先とか、アルコール飲料する場合は最長90分までで、お店側で大声での会話などの場合は強制退店させることも出来るみたいな事を義務づけるとか、店内利用者数を座席数の7割とか6割とかに上限設定するとか。一方で、外出等を必要最低限にすることを要請しつつ、とにかく店舗利用者数を広く浅く分散させることで、感染拡大を防ぎつつ、経済を回したりストレス軽減させることは必要なんじゃ無いだろうか。具体的に「こう言う方法」と言える程では無いけれど、観光とか国内移動にしても、「分散利用することのインセンティブ」を示して行くと、コロナ禍での新しい生活様式の一つが生まれそうな気がする。
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