(*) 今朝公開した下記記事が、Bloggerのガイドライン違反と言う事で削除されました。理由は「コンテンツが、マルウェアとウイルスに関するBloggerポリシーに違反している」との事。以下該当すると思われる、COVID-19のデータサイトへのリンクを削除したバージョンになります。
(因みに当該サイトのURLは: https://ourworldindata.org/covid-cases)
高橋洋一嘉悦大学教授・内閣官房参与の「さざ波」発言と「笑笑」のtweet。まぁ、身内のクローズドな場所ならまだしも、パブリックな場所での書込ではアンチの反発は必須だろうなぁと言う内容で、実際その反発が出ただけと言えばそれだけの話。高橋参与が参照した、COVID-19のデータ(*)を見てみると、主要国の中でも日本の「100万人当たりの新規感染者数」は、国内的には50余名/100万人と大きいけれど、世界的に見れば既にワクチン接種が始まっている欧米諸国と比べても、まだまだ低い値。
「さざ波」という表現が適切かどうか疑問は感じるけれど、国内では「非常事態」と言われつつも、世界的に見ればコロナワクチンが十分適用されて落ち着いて来た国と大体同じくらいの状態な訳で、そう言う意味ではまだ下がりきっていないアメリカとかドイツなんかと比べても、かなりよい状態と言えます。今世界のワクチン接種で最先端を行くイスラエルは、ワクチン接種開始が2020年12月19日からスタート。それでも、当初は感染拡大が止まらず、ピークになったのは一月後の2021年1月17日。でも、そこから2回ほど揺り戻しはあったものの、日本と同程度の状態に下がったのが、4月13日ですから、約3カ月費やしています。人口の少ないイスラエルでもワクチンの効果がでるまではそれだけの時間が掛かったと思う半面、もともとピークがイスラエルの1/20程度の日本なら、ワクチン接種率が閾値を超えて効果がでてくる期間は、そんなに掛からないかもしれない。イギリスも、イスラエルよりも早く2020年12月8日からワクチン接種が始まり、同じくらいの1月初旬にピークを迎えますが、その後の減少率はイスラエルよりも早く始まっています。気になるのは、イスラエルは一旦下がり始めたら、今はどんどん減少して3.8人まで下がっているのに、英国微妙に揺り戻しというか少し上昇傾向も見える点。これは、接種率の差で、英国ではまた少し新型コロナウイルスが盛り返しているのかもしれないけれど、それも接種率がどんどん上がれば淘汰されるでしょうね。
例えば韓国とか台湾とか、日本以上に推移がフラットで、ほぼ「終息」と言えるくらいの国や地域もあるから、決して日本が優れているわけでは無いけれど、それでも理由は不明ながらも日本は「恵まれている」という印象がまた強く感じられます。この幸運を最大限に利用するためにも、やはり今はもう少し辛抱して、とにかくワクチン接種率を少しでも早く上げて、免疫抗体を増やすことが最大の防御なんだなと再認識出来ます。高橋氏に対しては、「どんなに正しい事であっても、伝え方・言い方には、その内容や言う人の立場で相応しい言葉があるもの」と言う事は言えると思うけれど、「日本はまし、恵まれている」という意味では間違いじゃない。国内のメディアでは、昨日も今日も、明日にも日本が新型コロナウイルスで滅亡するような伝え方をしているけれど、楽観は出来ないけれどやることをやっていれば、ワクチン接種が進むほどにどんどんリスクが下がることは間違いないでしょう。だから、今必要な事は、基本的な「三密回避」をちゃんと守って感染速度を減速させつつ、とにかく一日でも早く必要な数の人がワクチン接種完了する努力をもっとするべき。そんなことを、我関せずと自分達都合しか考えない、一部メディアや一部政治家が、今は最大の問題点であり、癌であると本当に感じますね。
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