昨年はコロナ禍のために春の公式戦は全て中止されたんですが、今年は今の所「試合」自体は開催される方向で準備が進められている様子。 ただ、関西地区では例年春のトーナメントとして開催されている「グリーンボウル」形式で開催されるものの、関東では同様のトーナメント戦である「バールボウル」は中止されて、「交流戦」という名称で各チーム2試合ずつの試合開催が予定されています。
春の試合開催については、本来のシーズンである秋・冬に向けて不要という人もいるし、本場アメリカはそうだろうけど、日本では露出度を上げるためにも必要という意見もあり、そこは賛否いろいろあり。個人的には、スポーツとしての認知度・知名度を上げるためにも、日本では春・秋の2シーズン制でもいいと思うし、春は春でトーナメント戦、秋は秋でリーグ戦という組合せも、悪くないと思う。問題なのは、春は東西別々に開催されているので、統一感が無い事と、仮に春・秋通年のシーズンとする場合に、春は春の、秋は秋のインセンティブは何という課題があるように思いますね。結局は、春に例えばパールボウル優勝しても、秋には全く影響しないわけで、それだとやる気というか熱意も違ってくるだろうし。例えば、以前のパールボウルを開催した場合、決勝進出2チームには、秋のリーグ戦でホームゲームの日時や開催場所の優先権を与えるとかしたらどうだろうか。そうすると、春の試合にも熱意が入るだろうし、面白い結果も生まれるかもしれない。
それと、個人的には春の間も試合数をもう少し増やして欲しいですよね。色々理由はあると思うんですが、せめて3試合、できれば4試合位はG.W.から6月中旬くらいの二ヶ月半で見てみたい。殆どのチームにとって、この5月、6月というのは、秋に向けて基本部分の準備とチーム作りの時期なので、実はそちらを優先したいという所はあると思います。一方で、その為にも実戦経験を積むことは悪いことでは無いだろうし、それがそのままファン獲得に繋がるなら秋に向けて春も頑張る理由になると思うんですよね。G.W.中にスタートすれば、2週間インターバルとしても6月初旬から中旬くらいまでに4試合は可能。勿論、チーム事情とか、怪我のリスクとか、不安要素はあると思うけれど、それならそれで「新人戦」みたいな感じで、4試合のうち半分の2試合は、例えば年齢上限を設定するとか、チーム歴3年以下の選手のみにするとか、アイデアは出るんじゃ無いだろうか。最も、それでポジション全部賄えないかもしれないので、そこをどうするかという課題はありそうですね。
あと、選手だけで無く、コーチだって実戦経験は重要だと思うんですよね。練習と違って、試合の時にはどんどんプレーは進むわけで、それに合わせて先を見た指示を出していかないといけない。練習でも実戦形式の練習はするんだろうけど、やはり本番の試合と比較すると、緊張感とか咄嗟の判断とか、密度は違うと思うし。ただ、試合形式であっても、試合と同じように開催するとなると、例えば会場だったり、審判だったり、設備だったり、負荷は大きくなるわげて、その当たりの兼ね合いというか塩梅が問題なのかな。試合だけで無く、地域イベントと絡めて一日何か開催するような形式でも良いと思うのだけれど。去年のように、「全く試合が無くなる」訳ではない今年はまだ恵まれているのですが、それでもさらにフットボールを知ってもらう努力をしないと、正直どんどん衰退していくスポーツの一つであることは確か。シーズンが短い競技故に、春と秋、両方うまく活用して知名度を上げていかないとなぁ...
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