2021年3月13日

楽天+日本郵政=楽郵 or 郵点?

楽天と日本郵政(JP)が、資本・業務提携というニュース。日本国内の話だけれど、サービスと物量のメガグループの誕生ということですよね?  世界的にはGAFAの脅威が言われているけれど、この提携も結構影響は大きいのでは。

まぁ、それぞれの目の付け所が良いことと、それを実現するそれぞれの企業体の力量なんだと思うけれど、例えばアマゾンジャパンなんかはどう思っているのだろうか。あるいは、今回の件に刺激を受けて、メルカリとかラクマとかも物流会社との提携を進めるんだろうか。スタトレの転送機が実用化されない限り、物販企業にとっては物流企業との関係は最重要課題であることは、今も昔も変わらない。

一方で、アマゾンジャパンの厳しい要求に、ヤマト運輸が契約を終了したように、サービス側から見たら物量コストの削減は一番手を付けやすい部分だろうから、「提携」というのは諸の刃になるリスクもあるように思います。それに、現在は民間企業なんだろうけど、日本郵政は「郵便事業」という公共サービスも担っているわけだから、私企業との提携もそれなりに条件というか制約も生まれると思うんですけどね。

今回の「楽天-日本郵政」に刺激されて、次に続くのは何処だろうかと勝手に想像してみたんですが、やはり「PayPay-佐川急便」連合じゃないかと、個人的には推測(笑)。あるいは、メルカリとZOZOが手を組んで、さらにヤマト運輸と提携するみたいな、「連合的提携」がこれからどんどん生まれてくるのかなぁ。効率化と利便性を求めるなら、ある程度数や規模の優位性追求も必要だと思うけれど、それは選択肢も狭めることになるんですよね。その当たりのトレードオフが難しい。今回の楽天-日本郵政の提携が、一つのベンチマークになるんでしょうね。

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