2021年3月9日

二世タレント、二世議員

 AERA dot.comに掲載された、立憲民主党蓮舫議員の長男でアイドルグループメンバーである村田琳氏のインタビュー記事。「母親との決別」とか「母親批判」とか言われていて見てみたけれど、「批判」というよりは、至極真っ当なことを話しているだけだと思う内容。彼も語っているように、

いうなれば、小学校のホームルームの時間に「○○くんがこんな悪い事していました。謝ってくださーい!」というようなやりとりを、国を背負っている議員が国会でやっているのが、もうどうしようもないなと。

と言うのが、 殆どの国民が野党特に立憲民主党などの一部野党に対して感じている正直な気持ちなんじゃ無いだろうか。

ところで、記事では「村田琳」と記載されているけれど、「村田」姓は先日離婚された旦那さん側の姓ですよね。蓮舫氏は離婚して元の姓に戻ったから、確か「斎藤蓮舫」が現在の名前のはずで、となると「斎藤琳」というのが本名になるけれど、離婚前から「村田琳」として活動していたから、そのままそれを「芸名」として使用し続けているのだろうか。つい最近も、夫婦別姓に関して少し話題になったところなので、そっちに関してもちょっと気になるところ。

閑話休題。彼の場合も、所謂「二世タレント」という括りになるんだろうけど、二世タレントって親御さんが成功している場合、子供でも成功している人ってほとんどいない気がするなぁ。逆に、親がそこそこだったほうが、「えっ、あの人の?!」みたいな感じで、そう言う条件の方が成功率は高い気がする(空くまで、個人的感想です-笑)。その理論から言うと、彼の場合は今でも社会的存在が大きすぎる「母親」の影響で、かなり苦労することになりそうな気がする。一年くらい前だったか、彼が色々なテレビバングに出演していたときがありましたが、判で押したように母親との関係とか母親の昔話の話題ばかりで、本人の活動に関してはサクッと触れてお終い。今にして思えば、かなり忸怩たる物があったように思いますが、回りもそうせざるを得ない状況だったのかも。本人自体が、まだ駆け出しだからそんなに大きな話題があるわけでも無いし、母親は例によって日本でもトップクラスの有名人だし。

記事の中で印象的だったのは、このページの、母親の口調に関してのコメントで、

あの口調は、国会で女性議員として闘っていくための母なりの手段だと思いますが、自分にはできないです。

と、ちょっと蓮舫氏が見透かされている感じ。 まぁ、息子さんだけで無く、多くの人がそう感じていることは確かではあるけれど。そう言う意味では、良くも悪くもそう言う「芸風」で政治家としてのそれなりのポジションを確立したのだから、今後は「戦う政治家」から「仕事する政治家」に転身したら、彼女も良い政治家として活躍できる機会が増えると思うんですよね。失礼ながらも、眉間に皺を寄せて相手の発言に噛みつくだけの今の状態では、昔の民主党政権時代のように世間の注目が集まっているときには「ヒーロー的存在」として支持も得られると思うけれど、今のように政党としてもじり貧状態の時には逆に「焦り」とか「あがき」みたいな感じで取られるんじゃ無いだろうか。最も、今回の記事にしても彼のタレント活動の話よりも、母親の政治活動や自身の「二世議員」の可能性という、政治の話の方が多くて肝心のタレント活動の詳細が少ないという時点で、何となくAERA的だなと思うのは自分の根が捻くれているからだろうか(笑)。

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