2021年3月13日

最高裁が棄却

所謂「慰安婦報道記事」の裁判で、記事を書いた植村隆氏の請求が最高裁で棄却され、一審、二審の判決が確定。裁判の趣旨は、植村氏の記事に対して、それが捏造記事と批判した西岡力氏や週刊文春に対して、植村氏が名誉毀損として起こしていた物で、今回その「捏造記事」との主張には公益を図る目的があったと認定。さらに、植村氏の記事は意図的に事実と異なる記事を書いた、と認定されたことに。

所謂慰安婦問題に関しては、良かれと思って対応した日本側の姿勢が、逆に韓国に利用されて、かつ日本側の楽観的な考えとは裏腹に、執拗に長期間の運動で、世界的には「事実」と認識されることが多数派に。その切っ掛けを作った原因は幾つかあると思うものの、朝日新聞の行動(記事掲載)は大きな影響があったと言えるし、その一つとして植村氏の記事にも大きな責任があると思う。そして、当時の記事掲載媒体として、朝日新聞側にも今回の判決で責任が生じると思うんですよね。

朝日新聞自体は、当時の根拠の一つである「吉田証言」が事実では無かったと当時の記事の幾つかを取り消しているけれど、慰安婦報道自体に関しては、戦争当時の一つの事象として取消も否定もしていない。ただ、当時記事を執筆して掲載していた記事が「事実と異なる記事」と最高裁で認定されたわけだから、掲載メディアとしても責任を取る必要があると思います。つまり、当時の記事を取り消して、その旨謝罪する記事を掲載する必要が。

当時は厳しい環境にある、実際に身売りされるような状況もあったことは事実だと思います。ただし、韓国側が主張するような国家的な犯罪行為という証拠は無い。逆に、朝日新聞や福島瑞穂氏の様な個人・団体が、理由は不明だけれど意図的に煽ったように感じられて、それが現在まで続いていると思いますねぇ。個人的には、いわれのない疑惑を国家規模で突きつけているのだから、日本としても最悪断交する覚悟で否定するべきだし、強く主張するべきだと思うけれど、争い事を好まない性質なのか、何れ解決されるという甘い考えなのか、未だにその態度には疑問を感じます。安倍総理になり、少し変化したように感じるし、それは現在の菅総理になっても続いていると思うけれど、「殴っても、決して殴り返さない日本人」みたいな相手から舐められている事が原因では。だからと言って、そんなことを続けていると、突然豹変するのが日本人だという事は、過去の大戦など見ても明らかなわけで、そろそろ日本としても最初は世界的に批判も出るだろうけど、事実を積み上げて反論する覚悟が必要なんじゃないかと感じますね。まぁ、まずは朝日新聞がちゃんと謝罪して訂正することからだな。

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