2021年3月5日

確定申告

毎年、2月の15日(前後する場合もあり)から3月15日(同様)は「確定申告」の時期で、ずっとサラリーマンで源泉徴収されてきていた自分は、殆ど縁の無いイベントでした。それでも、もう20年、30年位前に、とある事情から書籍の執筆(共著)をする機会があり、それなりの金額の「印税」なるものが入った時期があり、その時(2年ほど)は「雑収入」の超過分を申請して、その余りの面倒くささに「もう金輪際、源泉徴収以外の収益には手を出さない」と誓ったものでした(笑)。

その後、色々事情があり、数年前から税理士事務所のお世話になっているんですが、昨日そちらから今年度の申告書類の準備が出来たので確認依頼の連絡が届き、内容を確認してそのまま申請のお願いをして、こちら的には昨年度の申告完了となりました。最近では、便利なシステムもあり個人で準備・申請する人も多いのでしょうけど、自分の場合は青色申告とかも絡むので、もう税理士さんに丸投げ状態。それでも、必要な書類とか領収書はこちらで準備して渡さないと行けないので、それが毎年大変というか、どうしても期間最初の頃の種類はまとめ出す年末から年明けの時期には何処かに紛れてしまって、慌ててあちこち引っかき回すような状態になりますから。何回買い経験して、「今年こそはしっかり保管しようと」と心に誓っても、どうしても年末になってくると「あの書類は、あの連絡は」と大変な時期がどうしても生まれてしまいます。

 何度か経験して思うのは、例えば保険が下りたとか、株で配当がどっと増えたとか、源泉徴収以外の臨時収入があった場合に、その分を申告するのはそんなに面倒では無いけれど、事業収入があったりした場合は、少しでも税金を下げるために経費処理したり、時期によっては前年分に繰り入れたり逆に翌年に繰り越したりの処理が、素人では中々大変。さらに今回は医療費控除の処理も初めて入ってきたので、これも病院や薬局などの領収書を再度確認して、健康保険の支払明細と突き合わせてと、まぁ大変。とは言っても、改めて健康保険の内容を確認して、これだけの金額が実際には病院では掛かっているのに、その3割分で済み、さらには長期の場合には上限設定までされるというシステムに、改めて感謝したり。昔から利用して居る人には当たり前なんでしょうけど、ここ数年から本格的にお世話になっている一人としては、毎年某かの発見があって、ある意味面白く勉強になるイベントではあるんですが。

そうそう、数年前に最初に税理士さんにお願いして、初めて書類を見たときに、その税理士さんへの依頼料がちゃんと免税項目として書類の中に含まれていて、そこに経費が計上されているのを見たときに、「税務署と繋がりが」と思わず思ってしまいました。まぁ、税務署としても、ちゃんと徴収はしたいだろうけど、膨大な対象者全てを精査するのは現実的にはない。そこに、専門家で有る税理士が入って、正しく申請してくれれば、その分は取りあえず税務署としても信頼出来る内容のはずで、その分別のもっと重要な案件に集中出来るというメリットが生まれますからね。まぁ、そう言う意味では、業務の効率化をしたい税務署と、ビジネスとして継続したい税理士さんとの、Win-Winの関係だなぁと感心しました。前回は、いろいろあって一寸した金額の税金を追加で納めないと行けなくなりましたが、今年は逆に僅かだけれど還元されるみたいで、少し嬉しい(笑)。次回は少しでも苦労しないように、今年の1月1日以降の書類を、今からちゃんと準備しておかないと。何か、毎年毎年繰り返される確定申告は、賽の河原の石積みみたいな気がしてきます。

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