2021年3月8日

親指シフトキーボード


へぇ~と、ちょっとビックリした記事。富士通の親指シフトキーボードの発売が、2021年1月末で終了していたという話。 「まだ打っていたの」という気持ちと、「えっ、あれだけ根強い需要があるだろう親指シフト、無くなるの」という、相反する気持ちが沸いてきますね。

私もかなり昔に仕事の関係で色々試したことがあったけれど、慣れるまでが大変だったなぁ。特に、当時の日本語入力の主流であった「ローマ字入力」に特化していたので、既にタッチタイプでかな入力をしていた自分にとっては、逆にまどろっこしい入力方法でしたし。ただ、当時の富士通パソコンに取っては最大のセリングポイントの一つで、言ってみればNEC PCの1.2MB FDDみたいなもの(えっ?)。

パソコン以外では、記事にもあるように富士通のワープロ「OASYS」でも使われていて、ワープロユーザーはこれでないと駄目と言う人も多かったなぁ。作家の人などは、これでないと駄目という人も多いんじゃ無いだろうか。逆に今の作家さんで若い人などは、スマホのフリック入力で無いと駄目と言う人が多いのと同じような感じなんでしょうね。そう言う意味では、今のJISCII/ASCIIキーボードだって、あと10年もしたら「最後のQWERTYキーボードがひっそりと販売終了」なんて言うニュースが出てくるかもしれない。

それでも、その代替機能としてフリック入力が残るならば、物理的な入力デバイスは形を変えて残っているわけで、やはり将来的には「音声入力」に至るまでは、某かの入力形態が要求されるんだろうなぁ。音声入力も、その将来は「思考入力」が究極の入力方法なんだろうか。ただ、キーボードの場合は、「データ入力(文字入力)デバイス」であるとともに、コンピューターを操作する「機能デバイス」でもあるわけで、その代替機能をどうするかは課題かも。ショートカットキーなんてその最たるものですしね。ポインティングデバイスだけでは操作できないものも結構あるし、そう言う意味ではキーボードなるデバイスは、その存在はかなり未来まで残るんだろうか。

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