翻訳ソフトで有名なロゼッタが、「外国語禁止」を宣言したという記事。 発表資料に寄れば、日本人が日本語以外の言語を、外国人が母国語以外の言語で話をする事を社内外で禁止する(つまり、翻訳環境を通して母国語のみで相互に会話する)という事らしい。
私が「ロゼッタ(Rozetta)」の名前を初めて聞いたのは、確かアメリカ出張中に向こうで観たTV-CMだったと思うんですが、Rozetta stoneの話をネタにして、高い翻訳精度を誇るソフトRozetta、みたいな感じの内容だったように記憶しています。それを観て「あぁ、アメリカ人も英語以外の外国語には苦労しているんだなぁ」と妙な親近感を抱いた記憶もありますねぇ。確かそのCMの対象は、フランス語とかドイツ語だったようなきがするんだけれど、今だったら中国語になるんだろうか。実は、そのCMを見た後、日本語-英語の版もあると知って購入しようかとも一度思ったんですが、かなり当時のソフトとしては高価で諦めたのかな。
その後暫くは"Rozetta"の名前を聞いていたのですが、最近は耳にすることも無く、正直記憶からも消えていたんですが、突然こんな形で取り上げられてビックリ。最近のRozettaの翻訳品質は分かりませんが、例えばWeb上の翻訳ソフトを見ても、10年位前のはなもげらな翻訳レベルの物は殆ど無くなり、結構砕けた言い方の日本語でも、それっぽい英語(それ以外の言語は分からないから)に翻訳してくれます。暫く前に話題になったDeepLなんか、ちょっと感心してしまうくらいの訳を見せてくれるときも。まぁ、専門ソフトですし、当初からその品質には定評があったわけですからね。
理想型は、スタートレックの世界で、異星人同士が普通に会話できる環境(笑)。あれって、確か設定では翻訳機インプラントが、耳の中に全員早着しているという前提だったと思うんですが、流石にそこまではまだ無理。でも、今回の実験では、スマホとかWebスペースとかで翻訳機能経由での会話で問題ないと言う事らしいから、後はハードウェアがどれだけ進化してインプラント化まで進むかだなぁ。体内に収めるサイズにならなくても、今の補聴器くらいのサイズでも、実用には問題ないだろうし。5Gのモジュールが内蔵出来れば、翻訳する本体の仕事は外部でやればいいわけだし。そのさらにプロトタイプみたいな事が、今回の実証実験と言って良いんでしょうね。実用化は何時だろうか...
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