本体の材質は、何でも構わないのですが、問題なのはその「強度」。自宅では、金属製の本体の5枚刃の製品を使用しているので、ホテルでプラスチック製のカミソリを使うと、「手応え」が弱くていつも難儀しています。使っていない人に説明するのは中々大変なんですが、顔を剃るときに刃が髭と当たって抵抗を感じるんですが、この時本体が金属製などしっかりした物なら、そのまま「サクッ!」と髭を剃ることが出来ます。所がプラスチック製だと、多分僅かなんだろうけど、その抵抗で本体が曲がるんですよね。その時に、剃る力が分散してしまい、どうしても上手く剃れない。何て言うか、曲がらない棒の先に紐を付けて、何か荷物を持ち上げる場合は、棒に入れた力が全て持ち上げる方向に作用しますが、その棒が例えば釣り竿なんかの場合、棒がしなる分力を入れても中々持ち上がらない、そんな感じと言えば良いのだろうか。
結局、最近では連泊するようなときには自宅からカミソリを持参することもあり、ホテルの備品を使わないことも増えているので、もしかしたらあまり関係無い変更なのかもしれない。でも、どうしても使う場合も有るだろうけど、その時には以前のプラスチック製のカミソリの時よりも、さらに剃るときに力の入れ具合というか、反り方に工夫がいるだろうなぁ。柔らかいボディの場合には、その分髭をじっくりと蒸して柔らかくすれば良いのですが、熱いお湯を洗面台に貯めて、タオルを浸して絞って、それを顔に当てて、と言う作業輪何度も繰り返しても、中々良い状態にはならないんですよね。
あくまで「簡易版」「旅行先での臨時の手段」と割り切れば良いのかもしれませんが、だから取って中途半端な反り具合の顔では、外に出るのも恥ずかしいし、ましてや仕事でお客様と会う場合などは困ってしまいます。昔アメリカに出張していたとき、その時は使い捨てのカミソリを幾つも持参していっていました。ある朝、急いでいたこともあり、ひげ剃りで結構傷を作ってしまい、そんな状態で会社へ行くと、当時の同僚の一人の女性が「その顔、どうしたの」と聞いてきます。斯く斯く然々で、髭じゃ無くて顔を剃ったと冗談半分で言うと、彼女も大笑いしながら「家の旦那も今朝そうだった」と受けてくれました。いゃ、受け狙いで紙のカミソリ使うわけにもいかないだろうし。何か、あんなことがこれからよく起こりそうな気がする。
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