2021年3月27日

フォルダブルからローラブル

ITmediaの記事から、中国のスマホメーカーOPPOが開発している、画面が自動的に横にスライドして拡大する「ローラブルスマホ(Roll-able)」の試作機。 現在販売されている製品では、画面を二つ折りにして収納し、使うときは開いて使用する「フォルダブル(Fold-able)」タイプのみですが、この製品は画面の端が「巻き取られ(Roll)」ていて、それをモーターで本体をスライドさせつつ広げると、それに合わせて巻き取られていた画面部分が解かれて広い画面になるという、かなり手の込んだ仕組み。


記事によれば、縮んでいるときには6.7インチ(1175×2529px)の画面が、広げると7.4インチ(1785×2592px)になるそうですが、それだけ聞くとそんなに画面サイズが違わない印象なんだけれど、このスライド部分の幅を見ると、結構大きく広がる感じがします。変わるのは横幅だけだけれど、元の横幅の1.5倍位になるわけですが、記事に含まれる写真を見ると、倍位広くなっている感じがします。

今の所は、途中で止める事は出来ず、縮めた解像度か広げた解像度の二択らしいけれど、これが任意のサイズで仕様出来るようになったら面白いですね。問題は、仕舞うときには縮めたいし、使うときは開きたいだろうから、頻繁に開閉をした場合に、どれくらいバッテリー消費されるのかと、その可動部分(モーター部分)の耐久性が課題なのかな。

少し前だと、この手の液晶関係のギミックは、韓国のLGEとかSamsungのお家芸だったけれど、中国メーカーもどんどん力を付けてきていますね。なんせ開発競争では、韓国以上にスマホメーカーが鎬を削っている世界ですし、その中でもOPPOは以前から技術力のあるメーカーの一つでしたし。中国メーカーが市場を席巻する時も近いか?! 

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