2021年3月25日

審議拒否より改善活動

政府提出法案などに誤記が相次いでいることに関しての記事。最初は一つ二つくらいだったものが、段々とプレッシャーが強くなって、それがストレスになりミスが多発している、みたいな感じなんだろうなぁ。開発の仕事でも、 問題やミスが、ぽつりぽつり位の時は「大変だなぁ、面倒だぁ」と思いつつも、何とか解決して次に進めるんだけれど、段々と問題の発生頻度が修正時間を上回るようになり、問題解決が追いつかなくなってくると、もうタイムストッパーで時間を一度止めたい衝動に駆られることは何度も。そうなると、つまらないミスで確認手段が違っていて見逃したり、解決したつもりが解決していなかったり、負のループがどんどん大きくなっていきます。

法案の審議をする場所に提出した法案に、間違いが存在していたら、それはそれを準備した側のミスが責められることは仕方ないと思うし、そう言う事は本来無いようにしないといけないことも事実。ただ、その場所でその法案の内容や、表記を審議するわけだから、ある意味書き方なり表現の確認と修正もその場での仕事の一部だと言っても良いのでは。間違いがあったことは記録して、次回はそう言う事が無いようにするべきだと思うけれど、それだけの理由で差し戻して、それだけを直すための時間を費やすのは無駄な気がする。

例によって野党は「審議拒否」だとか言っているけれど、そんなことをやっている暇があるなら、もっと建設的な事をやれば良いのに。例えば、今は多分法案なんかも紙で配付されているのならば、電子化して配信して、間違いがあるなら直ぐに修正したリビジョンを配信するとか、デジタル政府に絡めて提案するとか。電子化すれば、バージョン・リビジョン管理は簡単にできるし、前後の差分だって直ぐに分かるわけです。語句修正と内容修正は分けて管理も出来るし、何時でもどこでも参照出来るから、議員先生としても活用方法も増えるだろうし(マテ)。勿論、印刷とか配布する手間とコストが削減できるから、省庁側としても助かるだろうし。

何か問題が発生してるのだから、先ずはその原因を見つけて解くことを考えないといつまでたってもその問題は解決しない。単に、その資料を作成している省庁の担当者のミス・怠慢だからと彼らを責めても、それが彼らの問題なのか、要求して居る側に何か無理があるのか、あるいは双方の間に何か問題原因があるのか、そう言う事をちゃんと検証してその原因・問題を取り除くことも、議員の仕事じゃ無いだろうか。全部が議員本人が作業するわけでは無く、多分政策秘書とかスタッフが担当する事も多いだろうから、そう言う人達が動いても良いだろうし。実際に発生した問題を批判することは簡単なんだけれど、それだけでは解決しないわけで、何が原因でどういう風にすれば再発しないのか、それをちゃんと考える必要があるのでは。勿論、その第一義の責任は政府側、省庁側にあることは事実なんだけれど、与野党関係無く前向きなアイデアを出すことは無駄じゃ無いし、そう言う事があれば問題も早く解決する気がする。「審議拒否」なんて言うのは、今回だけに限らず問題を先送りするだけで、自分達がサボる言い訳にしかならないと思う。そう言う態度をちゃんと見せれば、今よりはもう少し高い野党支持率だって実現すると思うのだけれど。

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