一年延期されたけれど、東京オリンピックの聖火リレーが、福島県のJビレッジからスタート。確か去年の今頃、ギリシャで採火されて日本に到着した数日後にコロナ禍のために一旦中断されたんですよね。まだまだコロナ禍は収まっていないし、大会自体もどの様に実現可能なのか不安定要素も多いけれど、まずはその為の最初の一歩が始まったことは喜びたいですよね。
前回の東京五輪の時、当時は新幹線が開通したばかりで、浜松から東京へ行くのはまだまだ結構大変な時代。それに、国民的なイベントでも会ったので、実際のオリンピック競技を見ることは出来なかったけれど、この全国を回った聖火リレーは、父親に連れられて沿道で見ることが出来ました。だから、前回の東京五輪の思い出は、あの聖火リレーが一番強いかもしれない。あの時は、国道1号線を西から東に聖火ランナーが走りましたが、今回は6月23日に市役所前から静岡文化芸術大学までを走るらしい。平日だし、見に行くのは無理そうなのが残念です。
今回聖火リレースタートで感慨深いのは、スターと地点がJビレッジと言う事も。震災直後は、確かここが避難所になっていて、その後は福島第一原発事故の対応拠点になっていたと記憶しています。今グランドがある場所には、関係者や自衛隊の車両がずらっと駐車されていた光景は、ちょっと異常な感覚でしたね。あの場所が、元の緑色したグランド戻る日が来るとは、あの時は考えられなかった気がします。そのJビレッジ、東京電力の原発設置の地域振興事業の1つして建設されたもので、サッカーのナショナルトレーニングセンターとして利用されていたけれど、震災以降は復旧復興拠点として利用されていて、それを考えると今回の聖火リレースタートは関係者は勿論、そうで無くても感慨深い物じゃ無いかと思います。
コロナ禍もあり、東京2020への雰囲気というか高揚感は正直低迷したままですが、この聖火リレーを切掛に盛り上がることを多いにきたいしたいですね。海外からの競技観戦は無くなってしまったけれど、それでも7月になれば海外渡航も今よりは緩和されて、それなりの訪日客が期待出来るんじゃ無いだろうか。勿論、未だ終息は勿論沈静化とも言えない新型コロナウイルスの状況が、少なくとも現状よりも悪化しないことが大前提ですが。本当、可能ならば「聖火」の火で、コロナウイルスを焼却して欲しい位ですね。
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