2021年3月20日

「25分の2」への努力

レジ袋有料化により、前年に比べてレジ袋の需要量が約36%減ったという記事。 半年一寸の間に、4割近く減少したというのは凄いことだと思う。でも、政府が言っている使い捨てプラスチックの25%削減と比較すると、レジ袋全体でも2%に過ぎず、正直シンボル的な意味以外のメリットを感じない行為。レジ袋が完全になくなったしても、目標の1割にも届かないわけですからね。小泉環境大臣も、BSの番組だったかな、レジ袋有料化は象徴的な行為だったようなことを言ったらしいけれど、それならもう止めたら?!

本当に10年後(令和12年)までに使い捨てプラスチックを25%削減するつもりなら、まずは使用料の多い物から着手すべきだし、それって実はレジ袋よりも使用頻度の高い物だから言わないだけなんだろうなぁ。例えば、ペットボトルとかプラスチックトレーなんかを、ガラスのリターナブルボトルとか別の入れ物にするとなったら、もう大変な騒ぎになり大きな反対が生まれることは予想されます。だから、そう言う本丸は避けて、取りあえずやりやすいところから着手している所は間違っている気がする。

さらに言えば、使い捨てプラスチック製品にしても、別に環境破壊するために使用されているわけではなく、色々なメリット、例えばコストが安いとか衛生的だとか、そう言う利益があるから利用されているわけで、それが環境汚染の元になっているのは廃棄手順が間違っているとか、ルール外の行為が発生しているためで、そこを正さないと同様の事例は今後も続くことは確か。例えば、オウム真理教のサリン事件以降、国内ではゴミ箱が撤去されていて殆ど街中で見ることは無くなったけれど、ゴミ箱や分別用の箱を、逆に各交差点毎に設置するとか、全てのコンビニや公共施設に十分な数のゴミ箱やエコボックス見たな廃棄箱を増設したら、これまで以上にポイ捨てして居た物をそう言うゴミ箱にに捨てる人は増えるだろうし、それによって不法投棄や環境汚染も減るのでは。

コンビニや公共施設のゴミ箱に家庭ゴミが捨てられる問題が今ありますが、代わりに家庭ゴミも含めてそう言う場所や更に追加して何時でも何処でもゴミを捨てられる環境ができたら、少なくともポイ捨ては減るでしょう。で、そう言う環境整備をした上で、ポイ捨てとか環境破壊に繋がる廃棄行為に関しては今以上に厳しい罰則を設定すれば良いと思う。今のレジ袋有料化のように、無知だけの施策ではなく、ある意味「飴と鞭」の対策の方が効果がでるのでは。少なくとも「25分の2」の努力よりは、意味もあるし効果も生まれると思うなぁ。

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