2021年2月10日

援護射撃?

日頃は、川勝県知事批判の多い自分ではありますが(笑)、時々はこう言う冷静な発言もあるから、まぁ県知事という要職を務めているだけのことはあるんだろうなぁ。 まぁ、自身も何度か自分の失言で最後は謝罪や撤回になった経験があるから、相手の気持ちはそれなりに理解出来るという事もあるんだろうけど。

森氏の発言に関しては、幾つか書き込んでいるから繰り返しはしないけれど、元々の発言内容(伝聞で「女性の発言は長くなる」と言ったこと)や,その後の謝罪などを考えると、ここまで騒ぐことかという気も正直感じる所。「女性の発言は長くなる」というのは怪しからんと批判した某女性批評家が、過去に「男性の発言は長くなる」という意見を出していて,その時々で勝手な理屈を言う程度の話じゃ無いかと思うのですが。仮に森氏が「女性理事の能力が低い」とか言えば,それはまた別の問題だと思うけれど、「話の長い・短い」を差別とまで言う最近の傾向はどうだろうか。某新聞社の女性記者氏は、最近は担当をはずれた様子ですが、以前は官房長官の会見で「長い」と何度も注意されていたけれど、荒れって「女性蔑視」なんだろうか。

最近の報道なんかを見ていると、何かもう「人民裁判」の様子を見ているみたいで,これでは仮に森氏が辞任して組織委員会から退いたとしても、さらに個人的に非難が続くんじゃ無いかという気がするし、それを多分一部議員さん達は政権批判へと繋げて,ますます政局を混乱させる道具にするんだろうなぁと言う感想しか生まれない。森氏に対しての批判はそれぞれ自由だとは思うけれど、過去それと同等かそれ以上の事件や事象が生まれても、身内の話だと彼らは批判や非難をしないし、取り上げることも無い場合も。数年前に、女性記者が官僚を取材する過程で、性的なハラスメントがあったと言う事で問題になり、その後その女性記者の所属する会社も含めてメディア各社が内部調査をしたら、殆どの会社で半数くらいの女性社員からハラスメントを受けた経験があると結果になったと思いますが、その後メディア各社が何か対策をしてそれら問題が解決されたという話は聞かない。と言うか、その結果が出た後は何となく立ち消えになった印象しかない。

森氏に責任があるのは確かなんですが、その発言の一部を切り出してバイアスを書けた記事にして拡散し,それが波及するとさらにそれを煽るようにして行くメディアにも不信感は消えない。さらには,海外にも拡散させて日本発の記事がいつの間にか海外初の記事となり,今度はそれを根拠に批判を加えるという、何かマッチポンプの典型みたいないつもの手法でどんどん相手を追い込んでいるけれど、結局は多くのニュースもこんな感じで都合良く加工していくんだなと言う印象しか生まれない。さらに、ここまで騒ぎが大きくなると、多分森氏としても進退伺いをするしか収束させる手段はないだろうけど、でもそれって見方を変えると本人や当事者の意思とは別に,別の誰かの意思で無関係な事象の結果が決まるという、恐怖政治にも近いような状況になるのだけれど、それを良しとするのだろうか。今回の件も、半分くらいはメディアが何か起こしてやろうという下心の中に、たまたま都合よく利用しやすい森氏の発言が飛び込んで一気に食らいついた,見たい感じかなぁと言うのが今の印象。森氏の発言内容よりも、そう言う情報操作が知らないうちにされてしまうような、今の情報社会の問題点って、もっと真剣に考えるべきだと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿