2021年2月27日

機材のやり繰り

来週、ANAの国内線で飛ぶ予約を入れていたんですが、使用機材がB777-200のP&Wエンジン使用機材だったためか、数日前に「欠航」となってしまいました。時間帯をずらして振替ようかと思ったんですが、既に満席でそれも出来ず、一旦後日別の日に予約を移しておきました。

数日後、別の予約の確認等のためにアカウントにアクセスして、何気に本の日程での予約状況を見てみると、自分が一度キャンセルしたフライトはそのまま「欠航」なんですが、その前後にそこそこの席数の空き表示が出ています。使用機材が元々そうだったか迄は不明ですが、いずれもB787系の使用となっていて、それもあって予約をやめた人がそれなりの数発生したのかなと推測。念のため、往路・復路、ともに希望する時間帯で予約が可能な事を確認してから、一度日にちをずらした予約を、本の日程でしかし利用フライトは少し時間帯をずらして再予約することが出来ました。

首都圏の非常事態宣言解除が、今の所3月7日には宣言されそうな雰囲気はあるんですが、まだ油断は出来ない。さらに追い打ちを掛けるように、P&W4000系エンジンのブレード劣化のトラブル対応で、特に幹線路線にB777-200/300+P&W4000系の構成での機材投入が多い日本の航空会社の影響は大きい状態なわけで、まぁここ数日の運航担当者の皆さんは、寝る余裕も無く機材繰り・人員繰りに追われていたんだろうなぁ。申し訳ないけれど、こちらとしては一寸手数は増えたけれど、元の日程でのフライトも維持出来たし、それに伴うホテル予約もキャンセルせずに済みホッと一安心です。

例えばこれが、タクシー会社とかバス会社等で、特定のメーカーの車がリコールになったから、他者の車を手配しましょうという話なら、車に対して慣れみたいな問題はあるだろうけど、そんなに大きな問題では無いはず。所が飛行機の場合は、機材によって免許が異なるわけで、特にB777とB787では別免許のはずですから、単にB787を融通するだけで無く、その為のパイロットも考慮しないといけない。逆に、B777が飛ばなければ、その分B777のパイロットが余るわけで、その人達の処遇だって考える必要がある。安全確保の為に必要な仕組みですが、そう考えると使用機材の構成にしても、エンジンの選択にしても、どうバランスを取っていくのか難しい問題ですよね。JALのように、BoeingとAirBusのミックスはリスク分散にはなるだろうけど、訓練のオーバーヘッドは大きくなるだろうし、かといってどちらかに集中してしまうと、今回みたいな場合には困るだろうし。コロナ禍だけでも大変な航空業界、旅行業界だけに、これ以上のトラブル発生が無い事だけ祈りたいですね。

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