2021年2月26日

バイデノマスクとアサヒノキジ

米国バイデン政権が、低所得者やマイノリティー向けに布マスク2500枚を無料配布すると発表したという朝日新聞の記事。見出しに「バイデノマスク」とまで銘打っているけれど、あれ、それって何処かで聞いたような記憶が... 

約一年ほど前に、同じく朝日新聞が掲載した記事がこちら。アメリカのBloombergの記事を引用する形ではあるけれで、批判的揶揄するような意図で「アベノマスク」を紹介しています。当時とは状況は異なるとは言え、同じ布マスクを政府が無償で大量に配布するという行為は同一なわけで、随分と扱いが違うなぁと言うのが先ず最初の印象で、次に同じメディアが、1年前のこととは言え、ここまで厚顔無恥な報道をして何とも思わないのか、そっちの方が不思議だし問題だと思う。

数日前に、朝日新聞の記者がtwitterで「科学を振りかざしてこれが事実だと言われても」という発言がネットで炎上したんですが、何に関して行っているのか最初は分かりませんでした。で、どうも福島県の地元紙が掲載した記事に対して、反原発的な意図が強い朝日新聞の若手記者が「科学を振りかざしても...」と発言し、それに対しての批判が集中すると、先輩記者がその発言を擁護したので、更に炎上した、という話らしい

それぞれ記事を書いている記者(担当者)も違うだろうし、内容も違う話なんだろうけど、どちらの事象もその時の「事実」を伝えるのでは無く、その時の「(自分の考える)真実」を伝えることを最優先しているが故に、時間が経過すればその論旨も変わるし、以前の根拠が今回は別の物にすり替わっても何ら疑問を感じない。それが、組織的規模で「常識」と認識されているんじゃ無いだろうか、この組織は。少なくとも見出しに「バイデノマスク」と使うのであれば、「アベノマスク」を意識している事は確かなわけで、じゃぁあの当時あれだけ批判した「アベノマスク」と比べて、今回の「バイデノマスク」は何が異なり、何が優れているのか、そう言う話は全く無い。彼らは「科学を振りかざして」と非難するけれど、こちらから言えば「自分達の正義を振りかざして、これが真実だと言われても」と言いたいところですね。今後は、そう言うご都合主義的記事や発言は「アサヒノキジ」と呼ぶようにしよう(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿