2021年2月20日

盗聴は許されるの?

菅総理の長男氏と、総務省幹部との会食に関して、その是非は別として、個人的に気になったのは、その会食の様子をメディア記者数名が回りに張り込んで会話を録音していたという話なんですが、これって「盗聴」なわけですよね。それって、許される行為なのか凄く疑問。

「取材活動だから」という理由があるのだろうけど、取材活動と言えども何でも許されるわけじゃ無いだろうし。 代替警察の捜査に置いても、電話の盗聴捜査では確か裁判所の令状が必要だったと思うのだけれど。いゃ、これが当事者が自分に対しての保険として、誰かとの会話を密かに録音すると言うのならまだ理解出来る。言ってみれば、ドライブレコーダーで万一の場合のために記録するような物だから。でも、今回の場合はそうじゃないわけだし。

当然、録音に関して相手の許諾を得ているわけじゃ無いだろうし、公開するにしても許諾なしだろうし。これが許されるなら、今後ずっと知らない顔をして録音したり場合によっては録画しておいて、それを後から利用しても良いことになってしまうのでは。法律に詳しいわけでは無いけれど、公益のためであればある程度の逸脱行為も許される場合も有るみたいだけれど、今回のケースにしても何か脱法行為の合議がされていたという証拠になっているわけじゃ無いだろうし。総務省側の人間は立場上厳しいかもしれないけれど、長男氏は民肝心なわけだから、この盗聴行為でプライバシーの侵害があったとして訴えたらどうなるんだろうか。

スパイ小説とか映画だと、盗聴対策で室内に音楽を流したりとか、いろいろ対抗手段を執ったりするけれど、今後は個室に入ったとしても、携帯Bluetoothスピーカーとか持ち込んで回りをジャミングしながら会食するのが「普通」になったりして。あるいは、盗聴器の確認を必ず宴会前にするのがマナーになったりして。例えば、YouTuberあたりが、著名記者とかメディア関係者の集まりに紛れ込んで同じ事をやったら、彼らは一体どう言う態度を取るのか、まぁだいたい予想はつくけれど、誰か試してみて欲しい(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿