2021年2月13日

ネットで出る本性

昔、良く巡回していたブログサイトの一つに「社会派ブロガー」を名乗っていた「ちきりん」氏のサイトがありました。確か当時は、仕事(証券関係の会社勤務だったかな)をしつつ、時間のある時に記事を書きためて、週に数本の記事を公開されていました。個人の趣味的な話とか、旅行記のような物とは別に、確か週に1~2本世相を斬るような内容の記事が投稿されていて、これが自分的にはかなり面白くまた参考になる話が多かったので、個人的には結構ファンでした。世間的にも結構話題となり、過去の記事をまとめた書籍とかも何冊か出版されたと記憶しています。

それが4~5年位前だったかなぁ、確かマンションを購入して生活拠点が確保出来たので、今後は文筆業一本で自分の思い描いていたライフスタイルを優先するみたいなことを書かれていて、以降は仕事は辞めてブログなどの記事や書籍出版のみの生活がスタートしたとの事。その頃からでしょうか、ちょっと彼女の記事の傾向か変わってきて、以前ほどの切れ味を感じなくなり、かつ話の結論というか流れが、自分の書籍や過去記事などへ誘導するような形式に変わって言ったんですよね。まぁ、文筆業で生計を立てると言っていたので、そういう「営業活動」も必要だろうなぁと、当初は好意的考えていたんですが、段々とその傾向が、言い方は悪いんですが「露骨」になってきて、ちょっと記事を読むのがしんどくなってきました。

そんなこともあって、もう数年以上彼女の記事は読んでいないのですが、時々彼女の記事や発言がネットに流れてきて目に入ることがありました。で、何か以前と比べて雰囲気が変わってきたなぁとは思っていたんですが、決定的だったのが今回の森氏の発言と一連の騒動に関して、かなり過激な発言をtweetしたこと。何というか中国の共産主義社会を更に凝縮したような内容で、ちょっと信じられない。いゃ、批判するのはいいのですが、「中国共産党やってたみたいに再教育キャンプとかに入れたほうがいいんじゃないかと思うよ」というのは明らかに言い過ぎでは。それって、「教育」ではなく「強制キャンプ」だろうし。考え方の違いを説くという意味で「教育する」というのは、まぁある程度正しい表現だと思うけれど、適切な言い方は「躾け」じゃないだろうか。性別や生まれ育ちで差別していけない、というのは「勉強して身につく物」と言うよりは「躾けられて身につける物」だと思うけれど。それに、本来の「教育」という意味に対して、中国共産党の「再教育キャンプ」というのは、同じ「教育」とは名乗っているけれど全く別物だと思う。


ただ、余りに彼女らしくない内容で、何があったのか不思議です。一つ思いついたのは、実はあの手のアカウントは複数の担当者が「中の人」になって投稿する場合があるんですが、もしかしたら彼女のアカウントも「中の人」が居て、たまたま過激な内容を投稿してしまったのか、と言う事。最近でも、新聞社とか企業の公式アカウントで、中の人がアカウント間違いなのか、日頃とは全く異なる個人的な鬱憤晴らしみたいな投稿をする事がありますが、まさにそんな感じ。一応個人アカウントのはずなんだけれど、その辺りは「企業化」しているのだろうか。それはそれで、ちょっとガッカリなんですが。まぁ、ネットというのは知らない間にその人の本性みたいな物が見えるときがあるので、実は... という話なのだろうか。いずれにしても、以前からの変化を思い返してみると、案外不思議では無い気もするんですが、それでも何が理由・原因でそうなったのか、その部分に逆に興味が生まれたりします。まぁ、自分も注意しないと。

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