2021年1月20日

UNIQLO Pay

いろいろな決済方法が乱立する「QRコード決済」。そんな中で、UNIQLOも独自の決済システム「UNIQLO Pay」をスタート。正直、QRコード決済には興味の無い自分ですが、このUNIQLO Payがちょっと面白いなと思うのは、その仕組みが、自分が知る限りこれまでの物と一寸違うから。

QRコード決済が好きでない理由は、QRコードをスキャンしたり、自分のスマホで表示させてそれを店舗側端末でスキャンしたりという「手間」が面倒だから。FeliCa/NFCの電子マネーなら、仕様端末によっては決済システムを選択する手間はあるけれど、スマホをタッチすれば決済完了という簡便さはやはり魅力。でも、このUNIQLO Payが面白いなと思うのは、これまでのように決済用のQRコードを生成するのではなく、UNIQLOの会員IDと決済口座(クレジットカードor銀行口座)を紐付けして、UNIQLO会員IDの読み込みで決済処理まで完了するところ。

大体馴染みのお店だと、専用アプリをインストールしてあるし、その場合はそのお店の会員登録もしてあるから、会員用IDを提示することはこれまでもあった事でしょう。その動作の中に、決済処理まで含まれれば、利用者から見れば追加の操作や動作は不要なわけで、利便性は損なわれない。お店側としても、会員確認にしてさらに決済用に例えば電子マネーの設定をするなどの操作が不要になるから、こちらも場合によっては手順が簡略化されることに繋がります。利用出来る場所が、これまでの「〇〇pay」は汎用的だったけれど、このUNIQLO PayはUNIQLOやGU等系列店のみという制限はありますが、顧客の囲い込みという意味では大きなメリットがあるんじゃ無いだろうか。

自分が利用している同様の仕組みでは、STARBUCKSのMobile STARBUCKS Cardが、この仕組みに近いんじゃないだろうか。モバイルカードにクレジットカードが紐付けされていて、残高が減ると自動的にチャージされるとともに、購入履歴がカードが管理されていて、それに応じた特典等も貰えるし。ですから、もうずっとスタバで何か購入するときには、このアプリを利用しています。そう言う意味では、スタバは囲い込みに成功していることになりますよね。ただ、このアプリはFeliCaアプリなので、どのスマホでも利用出来るわけではない。その点、このUNIQLO PayはQRコード決済を利用しているから、どのスマホでも利用可能なので活用範囲は広いですよね。似たような会員システムを持っている会社、例えば家電量販店なんかも、こう言うシステムを導入し始めるんじゃないだろうか。そうなると、どこでどれを使うか、悩みが増えそう。

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