2021年1月4日

RICE BOWL 2021

昨日開催された、RICE BOWL 2021、オービック vs 関西学院大学の試合で、国内フットボールの全ての試合が完結。結果は、ここの所社会人が連勝しているように、関西学院大が先制するものの後半にオービックが立て続けに得点を上げて、35-18で勝利。オービックとしては、7年振り8度目の日本一を獲得してシーズンを終了。

得点差はダブルスコアになりましたが、関学もよく練られたゲームプランを準備していて、スタッツ的には互角の内容でしたね。社会人チームの経験値の差が結果に出たのかなと言う印象。私も、NHK-BSでの中継をずっと見ていましたが、今回はオフェンスの差が結果に繋がったかなと言う気がしています。オービックは、チーム1年目だけれど、ノジマ相模原で経験のあるロックレイがプレーコールをして、高さのあるTEのハフへのパスが決め手になっていた気がします。

ディフェンスはほぼ互角と言って良いのでは。特に、NFLに今一番近い選手でもある、RBの李選手を結構しっかり止めていたプレーが何度もあって、相当に準備してきた様子が伺えました。ただ、その分他のRB選手やパスプレーにちょっとした隙が生まれて、それが失点に繋がっていたような印象ですね。その当たりは、やはり何度もオービツクと対戦して経験値のある(実力のある)社会人チームなら、試合中にアジャスト出来るんだろうけど、去年までの富士通とも違うチームカラーだけに、関学としても蓄積が足りなかったかなぁという印象でした。

今年の試合は、通常1Q=15分の所12分の短縮計時で開催されていて、本当ならばもう1Q分位試合時間は有ったんですが、その場合は50-25位まで得点が伸びたかなぁ。一応コロナ対策という理由になっていますが、練習量が少ない今シーズンだけに、体力的な物と安全性を考慮しての短縮なんだと思います。その決定に賛否はあるけれど、個人的にはこの試合だけで無く通常のリーグ戦も含めて、やはり正式計時の1Q=15分計時で試合は開催するべきだと思う。例えば、野球は9回の表裏までプレーするけれど、これを7回の表裏まで、と決めて開催するようなものですからね。ここ数年毎年議論に上がる、RICE BOWLの開催意義・目的とも合わせて、NFLのSuper Bowlや、米国カレッジフットボールのBowl Gamesのように、「これぞシーズン締めくくりの名勝負」と言われる試合が開催されるように変わっていって欲しいなと思います。勿論、今年の試合が駄目だったなんて言うつもりは微塵も無くて、点差ほどの差は無かったと思うし、関学は少ない情報の中入念に準備をしてきたと思うし、オービックも手を焼いたシーンが見られたから、後はこう言う試合を年に一回だけで無く、何度も開催して、大学チーム側も社会人チーム慣れてくれば、もっと接戦だったり逆転する試合が増えると思う。いずれにしても、暫くはオフシーズンとなるわけで、2021年シーズンが去年とは違って、これまでのような「ノーマルなシーズンイン」になる事を祈るばかりです。

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