2021年1月24日

「Factcheck」と言い張る

ひろひろ批判も多い立憲民主党ですが、そのtwitterアカウントがこれまでの立憲民主党の発言・行動を、みずから「Factcheck」してその正統性を主張した事に対して、ネットでは「それは違うだろう」と大突っ込みの嵐。いつものように、以下略ちゃんがまとめられていますが、これが許されるのであれば彼ら立憲民主党は仮に自民党が同様の事をやっても反論できないし、「自らの主張は正しい」と発言者が宣言することでそれが認められるのであれば、それは第三者の意見を抹殺する「言論弾圧」に繋がるし、そこから独裁制へと進む危険性も大きい。

話は一寸変わりますが、今の立憲民主党は昨年国民民主党とともに解党し新しくできた「新党」という位置付けなんですが、このFactcheckを投稿している「立憲民主党公式アカウント」のID(@CDP2017)は、その解党する以前のIDがそのまま使用されています。つまり、表向きは名前こそ変わらないけれど「新党である」といいつつも、実際は元の「立憲民主党」がそのまま続いていることになります。それなりに知名度のあるIDを切り替えるというのはリスクであることは確かなんだけれど、でもこれって結局は政党助成金目当ての「表向き解党」を如実に表している気がしてならない。野党は、与党と比べてこの手のSNSの利用方法に積極的だし、それなりに上手い(ずる賢い?)所もあると思うけれど、肝心なところで墓穴を掘るのがいかにもという印象は消えない。

閑話休題。今回は立憲民主党のtweetが発端だけれど、少し前には某大手新聞社が同様に自ら「Factcheck」を行い、自分達の記事は問題ないみたいなことを言っていて呆れてしまったけれど、メディアですらこうなんだから一政党が自らに都合の良い「我田引水」を知ってか知らずが利用することを間違いと気がつかないのは、やはりその能力に疑問を感じてしまう。何度か書いていますが、どうも今の日本の政党政治は、「与党が決めることに反対することが野党の仕事」みたいな認識が正義のように思われている気がしてならない。確かに与党の提案が100%完全であることは無いし、場合によっては問題がある場合も有るでしょう。だからこそ、足りないところ、問題のあるところを雇うが只して、それぞれ妥協できる出来るだけ国民の利益が大きくなるように法律を決めていくのが仕事のはず。「いゃ、だから野党は与党の問題点を指摘している」と言うかもしれないけれど、コロナ禍で苦しんでいるのに全然関係無い桜の話とか別の話題で審議の時間を浪費している様子を見るに付けて、「反対のための反対」をしているだけにしか見えない。問題も多いけれど、国民民主党の方がよほど野党としての仕事をしている気がします。

先日の蓮舫氏の「フライング投稿」もそうですが、自分達は正義だから何をやっても許されるというような大きな誤解をこの人達は持っているようにしか思えない。今回の件も、批判を受けているけれど自分達はこれこれの理由で問題無いと言っていて、それは批判に対しての「反論」ではあるけれど、それを「Factcheck」というのは間違い。そう言う意味では、「ご批判に対しての検証反論」とでも言って先の一連の投稿をすれば、それはそれで内容は別にして正しい行為だと思うのに、それを「Factcheck」と変に箔を付けたいのか、後ろめたいので批判を封じたいのか、見当違いの行為を正当化しようとするところに、この政党の体質がでている気がする。結局、これまでの野党時代の行動を見ても、自分達の思い込みで時間を浪費していたことばかりですしね。政党や政治家に対しての評価は、国政選挙で行われるわけですが、これで今年の選挙に勝てるという勝算を彼らは持っているのだろうか。「Factcheck」もどきに精を出す時間が有るならば、少しでもコロナ禍対策、経済対策、山積みの課題解決に振り向けるべきだと思う。

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