ネットで話題になっていた、「お笑いジャーナリスト」の、たかまつなな氏による枝野幸男立憲民主党代表へのインタビュー記事。何か、突っ込み所満載の内容なので、順番に突っ込んでみました(笑)。
- 今、我々は野党なので結果を出せないんですよ。実績を示せないけど政権担当能力を示せと言われているわけです。
=> これって野党と言うよりも「政党」としての使命・役割を否定する発言ですよね。野党であっても、法案の修正要求は出来るし、議員立法だって可能だろうし。それらは与党に否定されるとでも良い他のだろうけど、それはちゃんとした意見なら与党としても受け入れざるを得ないはずだし、そう言うものが無いから反映されないのでは。結果や実績を出せいないので無く、最初からやる気が無いか実力が無いだけだと思う。大体、一度政権与党になった経験がありながら「政権担当能力を示せない」というのは、もう言い訳以前の話だと思うが。 - あのときは期待値が高くて政権を取ったから失敗したんです。それに応えようと無理をして結果的に失敗して期待を裏切ることになったんです。
=> あの時の「期待値」というのは、例えばガソリン税撤廃とか高速無料化とか沖縄の基地問題とか消えた年金とか、自分達が散々煽っておきながらこの言い訳は無いと思う。今だって、選挙の旅の公約で「期待値の高い公約」を散々提示しているわけで、そう言う意味ではあれら公約は信用できない約束という理解でいいのだろうか。公約を出して、それがどうしても実現出来ないのなら、軌道修正なり対案を出すなりするのも政権与党の義務だと思うし、それが出来ないのなら与党になるなと言いたい。 - あのとき期待をあおった我々が一番悪いんです。
=> そう理解しているなら、その反省はどう言う内容で、その経験からどう言う方法なり手段で与党を狙うのか、そう言う話が全くないのが最大の問題点では。今回初めて「自分達は大風呂敷を広げました」と認めているわけですが、今もその大風呂敷を広げる「癖」はそのままですよね? 原発ゼロとか... - それは安倍さんのプロパガンダが非常にうまかったですからね。そのプロパガンダに乗ってしまった。
=> 安倍総理の説明が足りないと言いながら、プロバガンだは上手かったというのは矛盾していないか? プロバガンだが浸透しているのならが、国民は説明が十分だと納得していたはずでは。結局は、自分達の不手際は、全て相手のせいとして正当化出来るという考えが間違っていると思うし、それが今でも直されずに残っているから、じり貧状態が続くのでは。 - 目新しいことや奇をてらったことにどんどん走って、ますます信頼を失っていった5年間でした。
=> 旧民主党政権崩壊後の5年間って、何かやってましたっけ? 結局は離合集散を繰り返して、それが「希望の党」で頂点に達して分解しただけのようにも。それに、信頼を失ったと今は理解しているみたいですが、当時はそうでは無かったと言う事なんだろうか。希望の党騒動の時も、結局は希望の党側の選別にどうしようも無くて分裂しただけのように思うのだけれど。まぁ「信頼を失った」と認識している割りには、その後もそんなに変わること無く以前の間眼とが不思議ですが。 - 僕は途中からもっと地に足をつけてやりましょうと言ってきた。
=> 「言ってきた」じゃ単なる言い訳で駄目でしょ。「やって来た」と言えないと。勿論、そう言ったら具体的に何をどうしたと言わなきゃいけないから、そう言えないことは分かるんだけれど。でも、旧民主党時代に政権幹部の一人だった人間が、こう言う言い訳じみたことを言っては駄目だろう。 - 誰かをネクストキャビネット(次の内閣)の大臣にしたら、その人にそのテーマの政策とか国会論戦についても先頭に立ってやってもらわないといけないじゃないですか。
=> それで失敗したのが、長妻大臣の「消えた年金問題」なわけですが、それならそれで人材育成という点ではどうしようとしているのだろうか。結局は、そう言う代表を指名することは出来ても、その人の実力が伴わないことを前回痛いほど経験したから、今はやらないだけでは。別の言い方をすれば「墓穴を掘るだけ」になるからなのでは。 - 人気取りのために名前を並べるだけならできます。
=> 今でも人気取りのために、何時も何時も同じ人間が質問に立っているわけで、同じ事をやっているのでは。というか、未だにモリカケサクラしかやっていないような状態では、人気取りも何もあったもんじゃないと思うのだけれど。まぁ、鳩山政権の時にそのボロが出たというのは正しい認識だと思う。で、その反省から、寄り実務的な議員を育成しようではなく、表に出ないように隠しましょうという発想になるのが、やっぱりなんだかなぁ... - 代表質問を読んでいただければ、菅さんの所信表明よりもよほどしっかりしていると思ってもらえる自信はあります。
=> それを評価するのは個々の国民だから、その人それぞれの考えがあるとは思います。ただ、それなのに現時点で支持率が上がるわけでも無いということは、その内容に関しても推して知るべしでは。私は上でも書いたように、「期待を煽るような美味しい言葉を並べているだけ」のように感じますけれど。 - 自民党と並べて考えてみようかと思ってもらえるのは、公示の日が初めてなんですよ。
=> これが一番間違っていると思う。「並べて考えよう」ではなく「どこに投票しよう」と思うので公示の日なのでは。それまでの活動なり実績を元に候補を並べていて、正式に出馬した時に「この人」という判断をするのが多くの有権者では。大体、小選挙区候補ならその公示日以前から選挙区で活動しているわけで、それが認識されていないことになるのですが。 - 今、私が政権交代と叫んでも耳を傾けてもらえる状況にはなっていない。
=> これは事実だけれど、旧民主党政権崩壊後10年近く過ぎているのにそう言う状態に無いと言う事は、これまでの積み重ねが支持されていない分けで、それに対してどう言う対応をするのか、それが見えない事が一番の問題点では。今の自民党が良いとは思わないけれど、それでも下野したときにはそれなりに反省して、まぁ旧民主党が頼りなかったこともあるけれど、野党時代からそれなりに存在感も示してきた。そう言う事が、今の旧民主党系の野党に殆ど観られないことが一番の問題だと思う。 - 信頼というのも短時間では絶対にできないんです。
=> それが分かっているなら、なんで行動で示さないのだろうか。自分達が、勝手に自分達の都合の良い話しばかり取り上げて国民に向いていないから、10年近く時間が過ぎても「信頼感の醸成」がされないのでは。というか、その主張や行動がますます先鋭化して、元々の支持者も離れていっている状態に対して、何か他人事のような発言だと思う。 - 残念ながら今国民の皆さんの圧倒的多数は、日々の暮らしが大変で政権のことなんてどうでもいいんですよ。
=> これはある意味事実だと思うけれど、その割りには国民に変わって政権に対して必要な立法を要求するような行動が無い事が、国民から見切られている理由では。ここでも、国民が関心を持つのは選挙の時という言い方をしているけれど、結局はこの人達は選挙で勝つことしか日頃から考えていないのだろうなぁ。だから、与党とか政権批判をしていれば、自分達は仕事していると誤解しているんでしょうね。国民が政権に興味ないというのであれば、それ以上に何もしない野党には興味を持たないわけですから。 - だから政権交代が前に出ちゃうと、何のためにやるのかというところが伝わらないんです。
=> 現実的かどうかは別にして、例えば「連立政権」という方法もあるわけです。「政権交代」は難しくても、今問題のある政権に変革をもたらすことは可能だと思うんですよね。そう言う努力をしない言い訳になっているような気がする。 - その転換への第一歩を踏み出す。大きな方向の転換です。
=> ここで言っている「ベーシックサービス」は、確かに「公助」なんだろうけど、いきなりそこに持っていっては、財政にしても政策にしても破綻すると思うのだけれど。記事では「自助」や「自己責任」を強調する社会と言っているけれど、「自助」「共助」「公助」という優先順位で社会的な負担を最少化しつつ、個人の生活を最大限保証していくの場理想的なのでは。これも、最初の方で行っていた「期待を煽る」行為だと思う - だから例えば受け取っている年金の額に連動する費用でそうしたサービスが受けられるようなことが作られれば、年金の額は抑制できます。
=> 年金抑制できるかもしれないけれど、連動したサービスにはその分補填しないといけないわけで、そこは逆に膨らむのでは。それに、医療費は元々無料だった故に安易に利用されたことも有、それを抑制するために1割支払に成ったはず。年金支給額が大きく増える事が無い以上、支出項目を抑制するというのは正しいと思うけれど、それだって全体のバランスを見て対応しないと破綻するだけ。例えば、年金受給者には消費税を減額するとか、医療費控除するにしても、一定金額を超えたらとか、もう少し現実的なアイデアを出して欲しい。そうで無いと「期待を煽る」だけでは。 - 最近、明確に言おうと思っているんですけど、大手メディアの責任が大きいです。
=> 大手メディアに助けられている立場の人がこう言う事を言うのがある意味滑稽。であるなら、何故与党も同じ立場だと思わないのだろうか。あっ、そうか、大手メディアは政権の味方だから、自分達が不当に扱われていると思っているのか。「メディアと戦っている」と最後に言っているけれど、いゃいゃ、メディアと呉越同舟しているじゃん。戦っているのは、ネットでしょう? - 信頼される活動をしていれば、何党だろうと関係なく応援してくれるんですよ。
=> そう、だから信頼されていない一部野党は支持されない、と言う事。 - 彼らはそれを一番メインでやっているので、そういう人たちにとにかくメールを送ればいいんです。
=> というか、立憲民主党150名の所属議員のうち、多分名前が知られているのは1割程度じゃないのか。いつもいつも、聞いたような名前の議員ばかりテレビに出さずに、もっと若手を登用して知名度を広めることも党として必要なのでは。陳情する方だって、寄り影響力の大きい議員とコンタクトしたいのが正直なところだろうし、わざわざ所属部会や委員会のリストから探してというのは、それだけ政党としての知名度拡大に失敗している証拠では。で、記事はここで唐突に終わる(?)のですが、まとめも何も無いの?
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