2021年1月15日

市場連動型電気料金

ここ最近の電力不足で電力取引価格が高騰しているため、市場連動型の電気利用金プラン利用者の電気代が、これまでの数倍以上に値上がりしているという記事。「市場連動型」なので、安くなることも高くなる事もあるわけで、そりゃぁ数倍の値上がりは大きいだろうけど、そう言うものじゃないのかと個人的には思うところ。

金融投資なんかでも「原資が保証されるものではありません」という注意書き前提で運用するわけで、それと同じ事が今回起こっているだけというと、実際に何倍もの電気代を請求されるかもしれない利用者の方には失礼な言い方になるのだろうか。でも、そう言うリスクがあるから、通常時では安く電気を利用出来るわけだし。

その値上がり理由は、ベース電力として原発や石炭発電をやめて、LNGに寄る火力発電と再生エネルギーにシフトしているからで、少し前にあった北海道での大規模停電の時の教訓をちゃんと生かしていれば、今回もう少し違った状況になったんじゃ無いかと思うんですよね。少なくとも電気代は値上がりはしただろうけど、ここまで大きな値上がりには成らなかっただろうし。ずっと止めていた原発を、今困っているからと言っていきなり明日から再開することは出来ない訳で、どんなに早くても一月位は整備・検査・確認等で必要だろうから、その頃にはもう暖かくなっているかもしれない。

ただ、暑くなればなったで夏のエアコン需要もあるだろうし、さらには来年の冬のことも考えて、この経験をちゃんと生かす考えを今から準備しないと。近々には、省エネ要請とか、可能なら電気以外の手段、例えば電気ストーブやエアコンでの暖房を、ガスとか石油ストーブに切り替えるみたいな陽性も必要なんだろうけど、仕舞い込んだそう言う古い機材を出して使い出すと、それはそれで思わぬ事故に繋がることもあるだろうし、中々直ぐに対策する事は難しいですよねぇ。家は、暖房器具はガスファンヒーターを各部屋に設置していて、それらがもう古くなったので去年寒くなる前に入れ替えたんですが、それが今功を奏しています。自分はたまたまそう言う事があって助かっていますが、やはり国として多少は無理をしてでも早めに手を打たないといけないですよねぇ。そのあたりは、もっと与党野党協力して欲しいのだけれど。

0 件のコメント:

コメントを投稿